248屋久島主脈縦走

屋久島・宮之浦岳四日目&ヤクシカ

四日目
今日は横浜に帰るだけ。
帰る前に足早に鹿児島市内を観光。

西郷隆盛像。



ザビエル記念碑。

家に着いたのは21:30。
やっぱり鹿児島は遠い。





新高塚小屋に現れたヤクシカ。




微妙に距離を保つ。


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屋久島・宮之浦岳三日目

三日目
新高塚小屋~高塚小屋~縄文杉~ウィルソン株~三代杉~辻峠~白谷雲水峡~宮之浦港~鹿児島港

朝起きて小屋の周りを見ると、吹きさらしの物置で寝る人たちがいた(写真)。昨日小屋からあぶれた人たちだろう。
今日は鹿児島に戻るので、13:40発のフェリーに間に合わなければならない。と言う訳で5:00に出発。
薄暗い中を歩き始めて突然キジ撃ち(登山用語)している女性に遭遇してびっくり。






高塚小屋を過ぎて10分程下ると立派な展望台のような物があった。もしやと思って上がると、そこに縄文杉がいた。
思ったよりも小さかったが、木の文様が顔のように見え木霊が宿っているかのようだ。
朝の静けさの中で対面できたのは幸せだった。




この辺の登山道は大株歩道と言い、樹齢3000年の大王杉や手と手を取り合った夫婦杉などが次々と現れる。
最後にウィルソン株という巨大な切り株に着く(写真)。中が空洞になっていて祠が置いてある。畳十枚程も置ける位でかなり広い。




大株歩道の終点に着くと、トロッコの線路が出てきた(写真)。
これを辿って降りていくのかと思うと妙にわくわくして、自分が機関車にでもなった気分で早足で降りていった。
緩やかな斜度が心地良い。




機関車ごっこにも飽きた頃、三代杉という三代に渡り木が重なっている杉に着く。
雨が降り始めた。
宮之浦港に行くには、ここから山を登り辻峠を越えなければならない。
1時間程の森の中の登り道は、まだ午前中だというのに薄暗くて化け物が出そうな雰囲気だ。
辻峠を越えて白谷山荘に着く。
”ブレア・ウィッチ・プロジェクト”という映画のラストに出てきた建物みたいな不気味な雰囲気。たぶん苔や黒黴が壁面に張り付いているからだろう。
やがて白谷雲水峡に入ると”もののけ姫”の世界が広がっている。
しかしあの雰囲気を写真に残すのは難しい(写真)。薄暗いので中々うまく撮れない。
もうすぐ宮之浦港行きのバス停に着く筈だが、中々車道に出ない。
本当に正しい道を歩いているのか、不安になる。
森の中を迷いながら10:30にようやくバス停に着いた。
思ったより早く着いたので、相乗りでタクシーを拾った。

フェリー屋久島2には風呂場があって(¥300)、登山者には大助かりだ。
船が揺れると浴槽のお湯がこぼれ出る。

夜、せっかく鹿児島に来たんだからと、奮発して華蓮という店で黒毛牛のステーキに舌鼓を打つ。しばし至福の時間。
しかしジャージ姿の客は私位で結構恥ずかしかった。



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屋久島・宮之浦岳二日目

二日目
淀川小屋~花之江河~~投石岳~栗生岳~宮之浦岳~永田岳~新高塚小屋

淀川小屋の朝。トイレに行ったら目を背けたくなるような凄まじい光景。無人小屋だとこうなってしまうのか。
5:30に出発。尾根に出ると眼下に岩と緑が散らばる箱庭のような風景。
途中の展望台から南側を見ると高盤本岳の姿があった。頂上に大岩が乗っかった特異な形。前日タクシーから見た太忠岳の頂にも大岩が乗っていた。箱舟が漂着したアララト山の赴き。
尾根を下降すると小花之江河と呼ばれる場所に着く(写真)。
朝の静けさの中、黒味岳を背景に流水と枯れ木と緑と岩が点在している。見事な眺めだ。




花之江河に上がると黒味岳の頂上に人が大勢いるのが見える。
黒味岳への道を左に見つつ先に進む。尾根の山肌には岩が散在していて、空から降ってきた隕石が突き刺さっているかのようだ。
淀川小屋から歩いて2時間程、投石岳手前の平地に着く(写真)。
ここは大きな岩が至る所積み重なっている場所で、大岩に上がり北側を見ると、永田岳からローソク岩を経て海に続く稜線が見える(ローソク岩は写真左側)。
かすかな風に吹かれて岩の上に佇んでいると、気分良い事この上ない。




投石岳(1830m)の岩小屋を通過した後、宮之浦岳まではササの明るい緑の中の気持ちよい道が続く。
洋上アルプスと呼ぶにふさわしい、放牧地のような景観が一面に広がっている。
栗生岳(1867m)は、宮之浦岳への道の途中にある岩に過ぎないような所だ。
写真は栗生岳から見た宮之浦岳。
栗生岳からちょっとの登りで宮之浦岳(1935m)に着く。9:00に着いた。
山頂は登山者で込み合っている。頂上の岩の上から周囲を眺める。残念ながら島の沿岸に雲が出ており海や港は見えなかった。




さてここから永田岳(1886m)を目指す。
見ると結構遠そうである(写真)。
まずは焼野に下りて三叉跡に行く。三叉跡には永田岳を往復している登山者のザックが多数置かれていて、私も行くぞ!という気にさせてくれる。
永田岳への最初の道のりは笹の中を軽快に進んでいく。
しかし岩だらけの道を過ぎた辺りから笹が深くなり、道は雨水が通った跡だろうか、深い溝が刻まれていて非常に歩きづらい。
溝の底は小さな流れがありぬかるんでいて、不用意に足を踏み入れると泥だらけになってしまう。溝から上がったり下がったりの繰り返しで非常に疲れるのである。
ここは宮之浦岳までの道とは全く違う悪路であり、体力を消耗してしまう。
更に悪い事にガスが出てきて、この入り組んだ道を無事辿れる物か心配になってきた。
登りに入ると結構勢いでよじ登る場所もあり大変だったが、頂上に着くと満足感。
帰路はある程度先まで見渡せたので迷わずに済んだ。






新高塚小屋までの道は大混雑。
2時間後、鹿が道の真中にいてびっくりするとさっと逃げていった。まもなく新高塚小屋に着いた(13:30)。
小屋周辺は自然保護のため木道が敷かれておりその上でテントを設営していた(写真)。
小屋は昨日にも増して混雑しており、私はかろうじて部屋の一角を空けてもらったが、登山者が入ってくるたび、私の区画はどんどん狭くなって行った。最後のパーティは場所が見つからず外で寝る羽目になった。
小屋の外で自炊していると、ヤクシカが食べ物をねだりに近寄って来た。



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屋久島・宮之浦岳一日目

鹿児島県屋久島の宮之浦岳に行ってきました。

一日目
(前夜発)鹿児島~屋久島宮之浦港~淀川登山口~淀川小屋

前の晩、新幹線と夜行特急を乗り継いで鹿児島にやってきた。
ゴールデンウィークで電車は満員、座る事ができず一睡もできなかった。
駅舎から外に出ると朝の光が寝不足の目に痛い。
写真はJR西鹿児島駅からフェリー乗り場に向う途中に見た桜島。
フェリーのチケット売り場も長蛇の列でウンザリだ。
フェリーは片道5200円。




フェリー屋久島2は8:45に鹿児島港を出航。
そば屋がまだ営業していないので甲板でウツラウツラする。
錦江湾内では多数のイルカがフェリーに伴走して愛嬌を振りまいている。
写真は錦江湾の出口で見た日本百名山の開聞岳。薩摩富士と称されるだけあって端正な姿だ。長崎鼻と呼ばれる岬も見える。



前方にうっすらと島影が見え始める。そそり立つ山々が見て取れる。
屋久島の隣には鉄砲伝来で有名な種子島があるが、こちらの島影には目立った山などなくひたすら平坦だ。
形も屋久島はカボチャで種子島はキュウリ型。セサミストリートのアーニーとバートを思い出した。
写真は宮之浦港に着く所。12:30に着いた。




港に着いたが安房行きのバスは出てしまった。
仕方なくタクシーで淀川登山口に行く事にする。
荒川から宮之浦岳に登る予定の若者2人に声を掛け相乗りする。
(タクシー料金一人7500円)
安房からタクシーは島の中心に向って走る。
どんどん山深くなりここが島だとは信じられなくなる。
ヤクスギランドに入ると紀元杉の前に人だかり。
ヤクザルも多数、道路上でたむろしている。
写真は淀川登山口についた所。





登山道に入ると至る所緑色の世界。
昨年行ってきた南アルプスの易老岳周辺のように何もかも苔むしている。
40分程歩くと人の声が聞こえて淀川小屋に着いた。
小屋の近くの淀川の流れは信じられないほど透明で、川底の苔の緑がくっきり見える。
とにかく森の中は言うに及ばず、小屋も川も全てが成長した苔の緑色に染まっている。
満員の小屋は寝るのが辛そうだったが、横になると昨日寝ていない事もありたちまち眠りについた。

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