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銀川~フフホト~チャガンノール遺跡旅行~その10(フフホト・チベット寺院・大召)

大召(イフ・ジョー)に着いた。
大召は1579年、北元朝の
アルタン・ハーンによって建立されたチベット仏教寺院。
ダライ・ラマ3世の勧めによって、内モンゴルに建てられた初めての寺院である。
その名が示す通り、フフホトで最も大きな寺院でもある。
明朝からは「弘慈寺」、清朝からは「無量寺」の名が与えられている。

寺の前に大きなアルタン・ハーン像がある。
大召は彼が建立したのであるし、
フフホトの町自体、彼が造ったのであるし、
内モンゴルの民衆にチベット仏教が広まったきっかけを作ったのも彼なので、
このような大きな像があって当然なのだ。
Dsc00747a寺の外には牌楼が立っている。
その奥に
山門があり中に入ると、左右に楼閣がある天王殿がある。
全くの中国式建築だ。Dsc00748a
天王殿の前にはタルチョーでぐるぐる巻きにされた馬が
上に乗っているのは、あの恐ろしいハモではなさそうだが
Dsc00759a天王殿には恐らく護法神像と思われるものがある。
チベットの神像、仏像は、日本と違って着色されており、生々しい。
しかしここにあるのは、全く人間に近い、まともなお姿ではないか。
チベットの護法神像はこんなものではない。Dsc00749aDsc00750a
天王殿を抜けると、菩提過殿がある。
席力図召 と同様、手前にはタルチョーらしきものが巻き付けられている左右2本の柱杆が立っている。
正面に鉄灯籠がある。Dsc00751a
仏澤万物と書かれた額の下を、中に入っていく。Dsc00752aすると、いましたよー護法神(ドクシト)ヤマンタカ
牛面で目は3つ、怒りに逆立つ髪、無数の手、そして奇異なのは配偶神(女性原理-シャクティを持つ女神)と合体している事だ。
ヤブ・ユム形と言われ、配偶神同士が一体化する事で真の力を持つと言われている。
ヤマンタカはチベット仏教正統派であるゲルク派の開祖ツォンカパの守護神である。その為、あらゆるチベット寺院で姿を見る事ができる。
しかし、ここまでの異形は、日本の神々には見られない。Dsc00753a
菩提過殿を通り抜けると、いよいよ本堂である大雄宝殿がある。
流れ屋根を持つ中国式の建築だが、下半分は煉瓦を積み上げた壁になっており、チベット式と言えなくもない。
壁には、席力図召と同様、六道輪廻図、須弥山図が描かれている。Dsc00754a
大雄宝殿を近くから見る。
大雄宝殿は前殿である
経堂と後殿である仏殿からなる。
席力図召と違ってこちらの屋根はオレンジ色であるが、繊細な装飾は勝るとも劣らない
中には、高さ2.55mの
銀製の釈迦牟尼像があり、これはダライ・ラマ3世が法要を行った仏像であるとの事。
それから10mもの
龍の彫刻が左右にある。
その他、内部には様々な壁画がある。
ツォンカパの伝記、四天王、西方浄土変、十六羅漢、釈迦五尊、降六師神変など。
これらは、大召の3つの寺宝と言われる。Dsc00756a
ここにもヤマンタカが祀られている。Dsc00758aこれは、大雄宝殿の右隣にある東配殿(サンドイ殿)。
上記に挙げた建物以外にも、様々な建物がある。Dsc00755a
大雄宝殿を右側から見た所。
屋根の上の龍の飾り物なども、とても綺麗です。
こういうのを見ると、日本の神社や寺院は重厚さはあるが、装飾の派手さでは大陸の神殿、寺院にかなわないなと思いますDsc00757a
山門前から見た牌楼。Dsc00760aDsc00761a
次は夜のフフホトの街へ。


引用・参考文献

ウィキペディア

書名   :モンゴル仏教紀行                                                   
著者名  :菅沼晃 著                                  
出版者  :春秋社

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