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トルコ東部旅行(ドウバヤズット・アララト山麓の放牧風景)

来る途中で見たアララト山麓の放牧風景を撮りたくなった。
11:35、Aさんに頼んで適当な場所で車を止めてもらった。
いるわいるわ、羊が群れている。
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遠いところにも近くにも。
牡羊はとがった角が怖そうなので近付かないことにした。
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「この国にはまたその中央部にコップ型の高山があって「ノアの箱舟山」と称せられているが、その理由はこの頂上に箱舟が安着したという伝説に基づく。
この山は山体がすばらしく広大で、周回するには二日以上もかかるし、深い万年雪に覆われているため、まだ山頂を窮めたものは誰もいない。
この雪解け水に潤わされて、山麓の緩い傾斜面では草の生育が旺盛で、夏になると近隣の各地からこの牧草を目当てに多数の人々が家畜を連れてやってくる。」
という東方見聞録の記述を彷彿とさせる光景に出会えた。
感動のあまり言葉を失った。
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Aさんが、草原に入るよう促した。
羊飼いがお茶でも飲まないかと誘ってくれているらしい。
素晴らしい草原に足を踏み入れる。
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Bさんは実家が酪農農家なので、羊飼いのじいさんと話が弾んでいた。
お茶を飲んでいると牧羊犬が寄ってきた。
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羊飼いに頼んで写真を撮らせてもらった。
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クルド人との事なのでクルド語でこんにちはを言ってみたが通じなかった。
今日が今年最初の放牧だそうで、全く運が良かった。
放牧は3月末~9月。
春の終わりに羊毛を梳いて織物を作る。
草木、木の実、花、葉を使って織物を染める。
売ったり自分で使ったりしているそうだ。
嫁入り道具にも使われる。
夏は昼間は暑すぎて放牧しない。
この羊は全てがこの羊飼いのものではない。
色々な家の羊を委託されて放牧している。
どの家の羊かは、耳の印でわかるそうだ。

近くに親子の羊がいた。
生まれて1時間半しか経っていないそうだ。
ふらふらしながら歩く子羊、その様子を気遣う親羊、その姿に心動かされる。
トルコの羊はしっぽのところに脂肪が集まっているそうだ。
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子羊は、頭に触ったらまだ濡れてごわごわしていた。
本当に生まれ立てだ。
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まだへその緒が付いている。
親羊はこれを噛み切ろうとしているようだ。
私から見れば親子の情愛麗しい姿だが、羊飼いから見ればメシのタネ。
羊飼いは子羊の首根っこをつまんで連れて行った。
Aさんと顔を合わせて苦笑した。
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羊飼いのロバ。
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カメラを向けると嫌がってそっぽを向いた。
どんなに回り込んで撮ろうとしてもダメだ。
12:05出発。

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