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シルクロード天山南路旅行(クチャ、再び病院に行く)

【2003年9月】

9:00頃起きて熱を計る。38度丁度。少し下がった。Iさんに今日の観光はキャンセルすると伝えた。昼食はMさんと摂る事にして15:30に病院に行く事になった。
10:00間際にレストランで朝食を摂る。ツアー客の一人からハミウリをもらった。ありがたかった。食事はおかゆだけにしておいた。レストランには他の日本人団体客もいた。その中のおばさんと話すとタクラマカン砂漠を縦断する15日間のツアーだという。今日クチャだけで日本人団体が3組いるという。中国旅行はいまだに下火だがいるところにはいるものである。
食堂を出ると今回のツアー一行がクチャ郊外の観光に出かけようとしていた。大丈夫かと言われて熱は下がりつつあると答えたが、高熱が出た事を伝えると相当不安そうな顔をしていた。申し訳なかった。
部屋に戻ってやることがないので洗髪しシャツを洗って乾かした。その後寝ながらお湯を飲みのみなぜ病気になったのか考えた。出発直前の1週間は少々夏バテ気味でよく物忘れをした。出発日は寝不足だった。しかし旅行を取りやめるほど体調が悪かったわけではない。お湯を飲んで1時間もすると喉がカラカラになるこの気候のせいなのか?意外とSARSへの心配がプレッシャーになっていたとも考えられる。8日間という私にとっては長期間に外国に一人でいることや、今回のツアー日程上私が本当に行きたい場所が少ない事もあって、完全に晴れ晴れとした気持ちで出発したわけではなかった。いずれにせよ、SARS再発が懸念されている時期に中国で病気になるという事は相当なプレッシャーだ。
しかしこうして寝ながら耳を澄ますと生活の音が色々聞こえてくる。隣の工事現場の音、町のざわめき、意外と日本の生活音と変わらない。ここがシルクロードの町だとわかるのはホテルの従業員のウイグル語の話し声だけだ。気が付くと雨が降っていた。後で聞いた話では観光は雨で道がぬかるんでバスが泥に嵌ってしまい時間がかかって大変だったとか。でもそういうのも面白そうだなと思う。
13:50、スーツケースを部屋の外に出す。Mさんが昼食に誘いにきた。レストランでおかゆと蒸しパンと野菜を注文する。辛いのは避けて欲しいと言うと青菜の油炒めが来た。油がぎとぎとしてとても食べられなかった。ほとんどおかゆだけ食べて部屋に戻る。Mさんは空港に皆のスーツケースを届けに行った。
15:30、Mさんと病院に行く。待合室で点滴を受ける。暇なのでずっとテレビを見ていた。上海電視台製作のバラエティ番組やアメリカの刑事物をやっていた。中国語の吹き替えなので子供の泣き声など微妙に中国風な表現になっている。
昨日の医者がやってきた。今日は勤務する日ではないが歯が痛くて来たのだという。喉を見てくれた。舐め薬を買う事にした。医者が何か言っているのでMさんに聞くと、舐め薬は舌の下に入れておけと言っているそうだ。舌の下だろうが上だろうが口に入れれば同じなのにこの医者はちょっと頭が固いんだ、とMさんがぼやいた。保険金を請求するのに必要なので診断書を書いてもらわなければいけない。昨日と同様紙に氏名・住所を書けと言ってきた。その後はMさんが手続きしてくれたが、診断書に族名を書く蘭があり医者から何族だとしつこく言われたとの事。日本人は特に族名はないので書けないと言って突っぱねたらしい。中国政府が統計をとっているらしく一字一句もらさず書かないと気がすまないらしい。この医者は頭が固いんだとまたぼやいていた。診断書をもらうのに結構時間がかかったが、この頑固で素朴な医者は憎めない人だ。診察室の外にタンカに寝かされた男性が苦しそうに横たわっていた。腹が痛いのに我慢して農作業をしていたらしい。医者に挨拶して病院を出た。
ホテルに戻ってから夕食は何がいいか聞かれた。おかゆ、蒸しパン、キャベツの酢漬け、果物が欲しいと言った。部屋に戻って歴史物のテレビ番組を見ていた。漢の皇帝が匈奴(紀元前5世紀~5世紀にモンゴルにあった国)と戦う話らしいが漢の皇帝がヒーローみたいな描き方だった。今中国の一部になっているかつての匈奴の人たちはこれを見て面白いのだろうか?
20:00、夕食が来た。キャベツの酢漬けはなかったらしい。変わりに紅しょうがのようなものが来た。おかゆと一緒に食べると食が進んだ。大きなボウル一杯のおかゆを平らげた。お盆一杯のスイカを見て小躍りした。熱は37度4分。明日は南疆鉄道で7時間にも及ぶ列車の旅だ。荷物を準備して寝た。3:00位に停電があった。発電機のモーターの音がフェードアウトして常夜灯が消えて真っ暗になるのでわかる。昼間もあったが人が起きているのですぐに騒ぎ声がして回復したがさすがに深夜なので誰も起きない。モーニングコールはどうなるのか?

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