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2007年9月

イラン旅行・サヴェ~その3(マスジェデ・ジャーメの入り口)

マスジェデ・ジャーメに着いた  35° 0'36.31"N 50°21'46.91"E。
いかにも古く、しかも思っていたより大きい。
実物を目の当たりにして感動した。

マスジェデ・ジャーメ(金曜のモスク)とは、町の中心に最初に建てられる大きなモスクの事である。
金曜日の集団礼拝が行われ、イマーム(イスラム教徒の指導者)がフトバ(説教)を唱える場である。
ワクフ(イスラム教徒の寄進)によって運営され、マドラサ(イスラム教の学校)、病院、救貧所を併設している所もある。

入り口は画像の通りとても小さかった。
Fi2602254_1e

入り口から中庭に向かうトンネル。
Fi2602254_2e
ガイドのBさんによれば、このマスジェデ・ジャーメはもともとゾロアスター教の神殿であったという。
また、別の資料ではキャラバンサライ(隊商宿)だったものを12世紀のセルジューク朝時代にモスクに改装したという。

その後、ティムール朝(600年前)、サファヴィー朝(400年前)に修復、改装が行われてきた。

現在の形ではなかったにせよ、ポーロ一行が訪れた1272年頃には存在していた物である。
少なくとも目にはしたであろう。

トンネルの脇にはいくつも小さな部屋が設けられている。
Fi2602254_3e
部屋の屋根には装飾が施された焼きレンガ(セルジューク朝時代)で覆われている。

焼きレンガ部分の拡大。
Fi2602254_4e
色々な文様がある。

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イラン旅行・サヴェ~その2(モスクと八百屋)

Fi2602253_1e れからサヴェ市内のマスジェデ・ジャーメ Ja’ame Mosque(金曜のモスク)に向かう。
広場の目の前の古そうな建物がそうらしいが・・・。



Fi2602253_2e エイヴァーン(門)の天井。
現地ガイドのBさんは中に入っていったが、すぐ戻ってきた。
こんなに新しいものが目的のマスジェデ・ジャーメとは思えない、と言っている。
どうも別の場所にあるようだ。


Fi2602253_3e 広場に戻ると運転手のEさんがどこかに行っていていなかった。

彼を待つ間、近くの八百屋を覗き見る。
野菜が山積みされていた。
見たこともないような野菜もあるが、面白いと思ったのは日本にある野菜でもイランのものは形状が違うことだ。
同じニンジンでもこちらのは細長い。
品種が違うのだろうか。


Fi2602253_4e 運転手が戻ってきた。
マスジェデ・ジャーメの場所もわかった。出発。

途中、町の中心だろうか、大きな広場があった。
また、氷を貯蔵する大きなヤフチャールの古い建物があった。

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イラン旅行・サヴェ~その1(ザクロのモニュメントと広場)

Fi2602252_1e メインストリートを少し走ると、籠に入ったザクロのモニュメントがある。
ザクロはサヴェの特産品。
ちなみにザクロという名前は、イランのザクロス地方が原産地であるため名づけられたとの事。


Fi2602252_2e 人と車が多い町の中心地らしき場所に出た。
今まで人影のない荒野ばかりを見てきたので、久しぶりに見る活気に胸が躍る。




Fi2602252_3e ところで今回サヴェを訪れた理由は、1272年頃にマルコ・ポーロ一行がここを訪れ、東方見聞録に書き残しているからです。
詳細は後ほど。

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イラン旅行・テヘランからサヴェへ~その7

テヘランからサヴェに向かう途中。

Fi2602251_1e 再び周囲に丘が増えてきた。





Fi2602251_2e
Fi2602251_3e 丘の上に何かモニュメントのようなものが立っている。




Fi2602251_4e 遠くに町並みが見えてきた。





高速を降りていよいよサヴェの町に入る。
Fi2602251_5e
周辺に団地や民家が立ち並んでいる。
人口14万。まったく普通の町だ。
35 01' 01.06"N 50 21' 02.01"E

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イラン旅行・テヘランからサヴェへ~その6

テヘランからサヴェに向かう途中。

Fi2602250_1e 半砂漠のような地面に、黄色い小さな花のラインが続いている。




Fi2602250_2e やや大きめの色鮮やかな赤い花も咲いている。
しかしよく見ると、小さなゴミがたくさん落ちている。




Fi2602250_3e のどかな光景でよい気分だ。





こんな広々とした風景がずっと続く。
Fi2602250_4e

Fi2602250_5e そろそろ出発。

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イラン旅行・テヘランからサヴェへ~その5

テヘランからサヴェに向かう途中。

Fi2602249_1e 遠くには所々丘が見える。




白くなっているのは塩だろうか?
Fi2602249_2e

Fi2602249_3e さっきから、黄色や赤色の花が道端に咲いているのが見える。
Bさんが車を止めて見てみようと言った。

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イラン旅行・テヘランからサヴェへ~その4

テヘランからサヴェに向かう途中。

Fi2602248_1e 先程の丘のすぐ近くまで来た。
何が生えているのか、山肌は灰色である。




Fi2602248_2e 山地を横切っているのか、しばらくでこぼこした場所を通る。




Fi2602248_3e 一転してなだらかな平原になった。
遠くの道をトラックが走っている。




Fi2602248_4e 道は並行して通っているようだ。







日干しレンガの集落があった。
Fi2602248_5e
牛が放し飼いにされている。

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イラン旅行・テヘランからサヴェへ~その3

テヘランを出てしばらくは、所々田園地帯が見られる。
Fi2602247_1e

この辺はわりときれいな所だ。
Fi2602247_2e

集落の周りの壁面には、よく文字が大書されている。
Fi2602247_3e
遠くになだらかな丘が見えてきた。

丘が近づいてくる。
Fi2602247_4e

高速の料金所を正面から見たところ。
Fi2602247_5e
料金所にしておくのはもったいない建物。

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イラン旅行・テヘランからサヴェへ~その2

テヘランからサヴェに向かう途中。

羊の群れ。
Fi2602246_1e
このような牧畜風景もよく見られた。

乾燥した荒地が続く。
Fi2602246_2e

高速の料金所。
Fi2602246_3e
イランの料金所は風格がある。

畑と田園地帯。
Fi2602246_4e

荷台に載っている建物みたいなのは何だろう。
Fi2602246_5e

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イラン旅行・テヘランからサヴェへ~その1

旅行四日目。

ほとんど睡眠時間をとっていないのに、予定より早く目覚めてしまった。
ベランダの方を見ると、案の定洗濯物が床に落ちていた。

仕方なくベランダに行って洗濯物を手に取ると、わずか3時間程しか干していないのに、大部分乾いていた。助かった。
洗濯物を吊るしなおして、もう一度寝転んだ。

7:00頃起きてシャワーを浴びた。
今日はもうイランを出国する日なので、スーツケースに荷物をまとめておく。
今回の旅行ではほとんどテレビ番組を見ていなかったので、テレビをつけっぱなしにして荷物整理しながら見た。
これといって印象に残る番組はなかった。

8:15になったので、1階のロビーに行った。
ガイドのBさんとの待ち合わせの時間は8:30なので、朝食をとる時間がない。朝食はあきらめた。

8:30にちょっと遅れてBさんがやって来た。
チェックアウトしてパスポートを受け取り、ホテルの外に出た。
今日の運転手はCさんではなく、滞日経験のあるEさんという人だった。

Fi2602245_1e 今日はテヘランから120キロ南西にあるサヴェという町に行き、その後テヘランに戻って観光する。

ホテルを出発。
テヘラン大学の前を通ったとき、デモ隊が気勢を上げているのを目撃。
大学関係者に対する保守派のデモだという。

慌しい朝の町を走る。
Fi2602245_2e

テヘランの陸橋。
Fi2602245_3e
日差しが強いせいか、屋根が付いているのが新鮮だった。
色も日本のと比べてカラフルなのが多い。

煙突が並ぶ。
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確かタイル工場だっただろうか。

郊外の畑。
Fi2602245_5e
遠方に見えるのはアルボルズ山脈。

その他の都市[イラン]旅行ガイド ~フォートラベル~
http://4travel.jp/overseas/area/middle_east/iran/the_other_cities_of_iran/

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イラン旅行・バンダル・アッバス~その3(海岸沿いの広場~バンダル・アッバス空港~テヘランへ)

魚市場を出て海岸沿いの広場に入った 27 10' 28.67"N 56 16' 15.87"E 。
この時間でも気温は高いが、それでも昼間に比べたらぐっと過ごしやすい。

「夏になると、市中に住んでいては焼け死ぬほどに暑気が厳しいから、だれ1人としてそこに留まる者はなく、すべてが城外に出て河や水に恵まれた田園で過ごす。」(東方見聞録)

Fi2602244_1e やはり海辺は涼感があり、多くの人が夕涼みをしている。

沖のほうに目を凝らすと、船の明かりがいくつか見える。
沖に停泊する大型船だろうか?
対岸のホルムズ島を探したが、残念ながら見つからなかった。

Fi2602244_2e 花火を模したネオンが点滅していた。
暗がりに大勢の人がいる。




夜になると、物売りがこの広場に集まってくる。
Fi2602244_3e
地面に描かれた区画は、露店の位置を示す物らしい。

Fi2602244_4e この町は、気温が下がる夜になると活気を帯びてくるのだ。

バンダル・アッバスの市街地を離れ、空港に向った。
途中、ピザ屋が何軒かあった。
イランで最近はやっているらしい。
日本ではファースト・フードというイメージだが、イランではやや高級感のある料理らしい。

20:40、空港に着いた 27 12' 58.90"N 56 22' 45.30"E 。

ボディチェックを受けようとしたら、秘密警察からパスポートの提示を求められた。
パスポートはテヘランのホテルに預けてあるのでここにはない。
Bさんがホテルに電話して、FAXで取り寄せてくれたので事なきを得た。

Fi2602244_5e 結局夕食は空港のレストランで食べる事になった。
ペルシャ湾岸なのでやはり魚料理を頼む。

何の魚か良くわからないがフライが出て来た。
味付けがしょっぱくて全部は食べられなかった。
ミナブのホテルのマスタード焼きはおいしかったんだけど。

空港の待合室にいる頃からさすがに睡魔が襲ってきた。
昨日はほとんど寝ていないし、そろそろ限界である。

飛行機は定刻の23:05に離陸。
外は真っ暗闇で何も見えない。

軽食が出たが食欲がわかないので手をつけず。
ずっとうつらうつらしていた。
着陸態勢になっても軽食を載せたテーブルをそのままにしていて、乗務員から注意される。


午前1:00、テヘラン着。
とにかく眠い。
すぐに運転手のCさんの車に乗り込む。

途中、Bさんは下車して自宅に帰った。
ちゃんと魚を買って帰ったので、奥さんは喜ぶだろう。

昨日と同じ道をホテルに向う。
暗闇の中に浮かび上がるホメイニ師の顔の壁画が見えた。

昨日車の中で、今たった一人でイランにいるのか、と猛烈に不安を感じた時のことを思い出した。
さすがに一日たつと慣れたが、今日は眠たくて気分が悪い。

2:05、ホテル着 35 42' 25.66"N 51 24' 30.20"E 。
すぐに部屋に入るが、寝る事はできない。
明日着る服を洗濯しておかなければならないからだ。

洗面台にお湯を溜めて下着とシャツと靴下を洗った。
明日の起床時間まで時間がないので、部屋の中でなく外に干す事にした。

ベランダに出たが、洗濯物を吊るしたハンガーをひっかける場所がない。
やはり紐と洗濯バサミを持ってくるべきだった。
わずかなとっかかりを見つけて引っ掛けて、アラームをセットして時間に追われるようにして寝た。

壁が薄くて、隣の物音がよく聞こえた。


参考・引用文献:

書名 :完訳東方見聞録 1
シリーズ :平凡社ライブラリー 326
著者名 :マルコ・ポーロ/著 , 愛宕松男/訳注
出版者 :平凡社

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イラン旅行・バンダル・アッバス~その2(魚市場)

バザールを出た後、魚市場 27 10' 27.66"N 56 16' 03.46"E に入った。
魚市場といえば朝早く開いて昼頃には閉まるものと思っていたが、意外にもこんな時間でも開いていた。

Fi2602243_1e 中に入るとぷ~んと魚臭さが漂う。
魚は種類によって売る場所が定められていて、天井から吊るされた魚の絵の看板を見れば、何を売っているかわかるようになっている。

台の上のステンレス製の箱の中には、魚がどっさり置かれている。
注文すると、魚屋が捌いてくれる。
興味深そうに箱の中を覗いて回ると、魚屋が買ってくれと言わんばかりに威勢良く掛け声を上げた。

Fi2602243_2e 魚にはうといので、ここにしかないような珍しい魚があるかどうか良くわからなかった。
これは金目鯛か?




売り切れなのか、空の箱も多い。市場の両端にあるカウンターみたいなのは何なのか?
Fi2602243_3e
ガイドのBさんは奥さんに頼まれたとかで、魚を買い込んでいた。

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イラン旅行・バンダル・アッバス~その1(バザール?)

夕闇の中、ゲノ温泉からバンダル・アッバスへ。

Fi2602242_1e バンダル・アッバスに着いた。
今日一日、荒涼とした風景をずっと見てきたが、さすがにここは賑やかである。

バンダル・アッバスは、8世紀ごろにできた港町らしい。

16世紀にホルムズ島がポルトガルに奪われると、住民は対岸のバンダル・アッバスに避難して、ここをシャフルーと名付けた。
シャフルーとは、元々旧ホルムズの一街区の名称で後にホルムズ島の名称になった「ジャラウン」が訛ったものらしい。

つまり、バンダル・アッバスの住民の祖先は旧ホルムズの住民、という事になると思う。
バンダル・アッバスは、旧ホルムズの繁栄を今に伝える場所なのだろう。

その後、ポルトガルはシャフルーをも占領した。

17世紀になると、サファヴィー朝のアッバース1世はシャフルーからポルトガルを追い出し、大規模な港を建設し、町に自分の名前を付けた。
バンダル・アッバスはサファヴィー朝最大の港町、国際貿易港として栄えたが、サファヴィー朝の衰亡と共に衰退していった。

現在は、イランの3大貿易港のひとつになっている。

夕食の前にバザールに行く事になった。

Fi2602242_2e 海岸前の通り沿いに延々と店が続いているのがバザールとの事である。
27 10' 39.16"N 56 16' 42.65"E
(汚い画像ですいません)

Fi2602242_3e しかし、今回はそちらではなく、屋内の専門店街のような所に入った。
これがその入口。



中に入った。
Fi2602242_4e
フロアは2つあり、店がぎっしりと建ち並んでいる。
商品も豊富だ。
店の造りは明るく垢抜けていて日本の百貨店と変わらない。

男性用の衣料品店のマネキンはマッチョな感じが良い。
その他ブランド品の時計、家電製品、靴、おもちゃ、化粧品などなど。
こんな店もあるのか、と思ったのは人形の専門店。

この建物に入っているのは日用品の店だけで、伝統的な工芸品の店はなかった。


参考・引用文献:

書名 :大旅行記 3
シリーズ :東洋文庫 630
著者名 :イブン・バットゥータ/〔著〕 , イブン・ジュザイイ/編 , 家島彦一/訳注
出版者 :平凡社

書名 :西アジア史 2(イラン・トルコ)
シリーズ :新版世界各国史 9
著者名 :永田雄三/編
出版者 :山川出版社

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イラン旅行・ゲノ温泉~その4(温泉の源泉~バンダル・アッバスへ)

バンダル・アッバス北方のゲノ温泉にて。

Fi2602241_1e 浴場に戻った。
ここが源泉が湧出している場所だそうだ。

係員の説明によると、温度41~53度、秒辺りの湧出量100~350リットル。
マイケル・ヤマシタ氏の写真集には、「皮膚病に効果がある」と書かれていた。

東方見聞録には、「上記した温泉場では熱湯が湧出しており、いろいろな疾病、とりわけ皮膚病に特効がある。」と書かれているので、ポーロ一行がゲノに立ち寄った可能性はある。

Fi2602241_2e 源泉の中。
良く見えなかった。





この温泉の説明板。
Fi2602241_3e
何が書かれているのかさっぱりわからない。

この温泉についての詳細は、川崎義巳著、文芸社発行の「イランの温泉を求めて」を見て頂きたい。
イラン政府の依頼で各地の温泉を調査した筆者の、貴重な体験談が語られています。

18:08、ゲノを出てバンダル・アッバスに向った。
途中、とっぷりと日が暮れてしまったが、車が故障するアクシデントが発生。
近くの集落の修理工らしき人も来て色々試していたが、どうにも駄目なようだった。

しばらく後にバンダル・アッバスから代車が来た。
残念ながら、ここで半日世話になった運転手のDさんとお別れ。


参考・引用文献:

書名 :完訳東方見聞録 1
シリーズ :平凡社ライブラリー 326
著者名 :マルコ・ポーロ/著 , 愛宕松男/訳注
出版者 :平凡社

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イラン旅行・ゲノ温泉~その3(粉引き小屋~温泉に生息する魚)

バンダル・アッバス北方のゲノ温泉にて。

Fi2602240_1e 城壁のようなものの先には、井戸のようにぽっかりと穴が空いていて、その下には粉引き小屋があった。
かなり古い時代のものらしい。




井戸の先は谷。
Fi2602240_2e
目ぼしい物がなさそうだったので、引き返す事にした。

Fi2602240_3e ここには、温泉に棲息するめずらしい魚がいる。
Aphanius ginaonis、Cyprinion watsoni、Garra persica
というらしい。

Fi2602240_4e 小さいので良く見ないとわからない。
スィーッとすばやく移動する時に初めて気付く。



画像の中央やや右下に、メダカのような魚がいるのがわかるだろうか?
Fi2602240_5e

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