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2001年8月

南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その29(水無沢~塩川バス停)

三伏峠小屋からバス停のある塩川小屋に降りる途中。
急斜面を降り、沢を丸木橋で渡る地点に出た。
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沢では水流が小滝を流れ落ちていて爽やかな気分だ。
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その後は長い川沿いの道をずんずん進む。
途中、道がわかりにくい涸れ沢のある地点がある。
真夏の沢で一休み。空が青く、緑がまぶしい。
明日からは再び仕事。しばらくこういう景色とも無縁になる。寂しい・・・。
しばらく進むと砂防ダムが現れ、草地に着いた。
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草地を横切って鉄の橋を渡ると、塩川小屋が見える場所に出る。
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塩川のバス停は左側にあった 35 34' 23.15"N 138 06' 30.37"E 。旅は終った。
たまたま下山した夫婦がワゴン車のタクシーを予約していた為、他の登山者と共に相乗りさせて頂いた。
計6人で1人あたりほぼバスと同じ料金。
車の中で、他の登山者の感想を聞いた。
天気も良かったし、それぞれ今回の山行に満足されたようだった。

山深い道を通り鹿塩温泉を抜け湖岸を通り、伊那大島駅着 35 35' 30.29"N 137 54' 36.92"E 。
残念ながら駅は商店街から離れている。
最初は気合が入らなかったが、終ってみると良い山旅でした。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その28(豊口山分岐~尾根取付点)

三伏峠小屋からバス停のある塩川小屋に降りる。
最初は砂っぽい急な下りがあり、その後樹林帯に入ってから鳥倉林道への分岐がある。
おばさん達が、まいった!と言わんばかりの顔つきで登ってきて、「三伏峠まであと、どれ位ですかあ?」と聞いてきた。気持が痛いほどわかった。
豊口山と塩川登山口から三伏峠までの登りは眺望のない急坂の連続で、誰もが辛い思いをする所だ。
私も20年前に登ったが、苦しかった記憶しかない。
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ここからはひたすら綴れ折りの急斜面を下っていくばかりだ。
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ひっそりとした樹林の中で、ストックが石に当るコツンという音だけが響く。
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中間地点には平らな場所があり、2,3分歩いた所に清水が湧き出ている。
更に急な下りが続く。
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やがて気温が高くなったな、と感じる頃、シダのような草が生えて苔むした岩のある場所に出る。
ここからすぐに「三伏峠」と書かれた標識が現れた。
ようやく河原に着いたようだ 35 34' 06.41"N 138 07' 40.89"E 。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その27(三伏山~三伏峠小屋)

三伏山の頂上はハイマツ帯で、大変展望が良い。
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仙丈岳~間ノ岳~塩見岳~本谷山と続く尾根が見えた。
塩見岳頂上は雲に隠れていた(通常のサイズに伸ばして見て下さい)。
南部の山々の眺めも良い。
ここで南アルプスの大展望ともお別れである。
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三伏峠の登山小屋と、その前の広場の色とりどりのテントが間近に見える。
三伏峠は日本最高所の峠で、標高2560m。
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三伏山からわずかの距離で三伏峠小屋に着いた 35 33' 21.00"N 138 08' 31.88"E 。
登山小屋の裏手には新しい小屋があり、大変きれいな建物だ 35 33' 20.54"N 138 08' 30.31"E 。
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ここでトイレを済ませ、缶コーヒーを飲んで休憩。
塩川小屋へ降りる。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その26(本谷山周辺)

権右衛門沢から登って尾根に出た。
朝日の射す静かな樹林の中でひとり4日間を振り返った。
こののどかですがすがしい山の雰囲気を味わうのも、今日限りと思うと、残念で涙が滲んでしまった。
ところが、そのような感傷的な気分は、三伏峠から来る大勢の人々に打ち破られてしまった。
あまりにも頻繁にすれ違うのでうんざりした。

本谷山への尾根道を登り降りしているうち、明るい枯木立のある場所に来た。
ここからは尾根道が良く見えた。
本谷山へは、まだピークをいくつか越えて行かなければいけないようだった。
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本谷山近くになるとハイマツの尾根道になるが、潅木が生えていて展望は良くない。
頂上はまだか、と思って歩いているうちに少し開けた本谷山頂上に着いた(2657.9) 35 34' 17.70"N 138 09' 05.78"E 。
ここからは仙丈岳~間ノ岳~塩見岳が見渡せた。
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これから向う三伏峠小屋の赤い屋根も見えた。
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本谷山を下って三伏山に登る。
途中、三伏小屋への分岐があるが、間違えてこの道に入ってしまうと、30分程時間のロスになるので、気をつけながら歩く。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その25(朝の塩見小屋)

今日は帰る日である。
眠気と暑さと体力不足でつらい四日間だったが、今から思えば本当に来て良かった。
後は満足感と共に下山するだけだ。
今日一日、山の雰囲気を大いに楽しもう。

4:00頃起きたら、外は真っ暗で三日月が見えた。
しかし形が少しおかしい。リングのように輪になっていた。
外は日の出を待つ人たちで賑わっている。

朝食の時間。
後は降りるだけ!と思うと朝食もおいしかった。
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朝日を浴びた塩見岳は綺麗だったし、北アルプスの山並みも良く見えた。
時間に余裕があるので、今日は5:30頃に出発する事にした。
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突然、小屋の中でポンッ!という音がした。
まさかガスボンベが破裂したのかと思ったが、じいさんが1人、消火器を持って外に飛び出してきた。
消火器を倒して中味を噴出させたらしい。まわりの人は大慌てだった。
小屋の主人が駆けつけてきた。
小屋の中を見回すと、濡れた私物や寝具を外に運び出した。
私物の所有者が、あ~あ、などとぼやいていた。
バイト総出で小屋の屋根に寝具を乾かしたり、小屋前の砂を掃いたりしていた。
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この混乱が続く中、5:30前に私は出発した。
塩見岳は朝日に輝いていて、小屋では大勢の人が出発の準備をしていた。

歩くにつれ、小屋は遠ざかって尾根の影に隠れてしまった。
砂地の道を降りると樹林帯に入った。
登山者も少なく静かで、さっきまでの小屋の喧騒が名残惜しい。
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すぐに塩見新道との分岐に出た。
しばらく下った後権右衛門沢に出た。
水は全く流れていない。
ここから登りになった。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その24(塩見岳西峰頂上~塩見小屋)

頂上から少し下ると、聳え立つ天狗岩と、切れ込んだ鞍部につけられた浮石だらけのルートがまるまる見えた。
今も10人ばかりが登降している最中だった。
私はこれから鞍部へ降りようとしている三人連れの後にくっついて、慎重に降りた。
前の三人の降り方を参考にできるので楽だ。
鞍部に着くと、三人から先に行ってくれ、と言われた。
緊張しながら天狗岩の急斜面を登った。

登りきった所から天狗岩南面を下降~トラバースして3人の男女とすれ違った途端、今までの岩道は消え、ハイマツの中の小道になった。
その瞬間、危険地帯を抜けた安堵の感情が満ち溢れ、この上ない充実感が押し寄せてきた。
これから先下山するまで、もう危険な場所も苦しい場所もない。何と安らかな気分だろうか。
何とも言いようの無い素晴らしい気持で、すぐ近くの塩見小屋に向った。
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12時前に塩見小屋に着いた 35 34' 42.50"N 138 10' 32.26"E 。
20年ほど前に訪れた場所だが、思っていた以上に小さい小屋だった。
こんなに小さい小屋では、予約なしにこんなに早い時間に泊めてくれないだろうと思い、三伏峠小屋に下る事を考えた。
しかし、辺りはガスに覆われ始めていて、天気が心配だった。

とりあえず小屋の前のベンチで昼食を食べた。
熊ノ平小屋で売っていた弁当だが、小屋の夕朝食の貧弱な食事と違って、実に美味しかった。
さて、今から下ると三伏峠小屋には14:30頃に着く事になる。
やはり天気が心配なので、ダメモトで小屋の人に尋ねた。
「今日、小屋は一杯ですかね?」
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すると意外にも、テント小屋で我慢できるんだったら泊まってもいいとの答え。
私はテント小屋の状態を見に行った。
壁板は薄く、かなり寒いのでは、と思ったが、すっかりガスに覆われた三伏峠までの道を考えると、明日気分良く降りたほうが良い、という結論に達した。
そこで宿泊手続きを行った。
まず、いきなり便袋の話が始まり面食らった。
便袋とは大便を入れる袋の事である。
※大便を持ち帰れ、という訳ではありません。
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次に水場に行って水を汲もうと考えた。
最初は細く急な山道を元気良く下ったが、いくら下っても沢音が近づかないので、諦めて小屋に戻る事にした。
帰りの登り道はとても辛かった。

小屋に戻ると、テント小屋の中で寝る事にした。
たぶん今夜は良く眠れないのではないかと予測したからだ。
しかし、テント小屋の中は寒くて、眠るのは難しかった。
そのうち、他の宿泊客がテント小屋に入って寝始めた。

しばらく後、塩見岳が見える!との声に飛び起きて外に出た。
塩見岳の見事な山容が、岩の1個1個まではっきりと見えた。
ここからだと天狗岩と重なって、双耳峰のように見えた。
しばらくは色々な場所から塩見岳を眺めていたが、再びガスに覆われてしまったのでテント小屋の前でブラブラしていた。
登山ガイドが、ツアー客が塩見岳から戻ってこないと言って心配そうにしていた。
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16:30になって夕食の時間になった。
小屋が小さい割には、食事の内容は充実していて嬉しかった。
とにかく今晩は祝杯を上げたかった。

食事の後は早々に寝床に入った。
緊張感から解放されたせいか良く眠れた。
テント小屋の中は暖かかった。
良かった・・・。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その23(塩見岳東峰~塩見岳西峰頂上からのパノラマ)

塩見岳東峰頂上から北西を眺める。
塩見岳西峰頂上がある。(通常のサイズに伸ばして見て下さい。前回の最後の画像の右側の景色です)。
雲海に浮かぶ離れ小島みたいだ。
彼方には中央アルプスの峰々。
一通り写真を撮り終えたので、今度は西峰頂上に行ってみよう。
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塩見岳西峰頂上(3047) 35 34' 28.84"N 138 10' 55.78"E 。
まだ顔が死んでいる。
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振り返って東峰頂上を見た。
西峰頂上のほうがちょっと高い?
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南側の眺め。
左から、千枚岳~悪沢岳(3141)~荒川中岳~荒川前岳。
その上にほんの少し見える赤石岳と聖岳。
更に右側に兎岳~中盛丸山~大沢岳。
昨年歩いた懐かしい山々。
荒川三山から手前に向って、大日影山~小河内岳~烏帽子岳。
もっと休みが取れていたら、この尾根を辿って荒川三山にゴールインするはずだった。
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前の画像の右側の眺め。
さっきまで目立っていた三伏峠小屋の赤い屋根は、もうガスが尾根を覆って見えなくなった。
頂上に着いて嬉しかったが、それ程安らかな気分でもなかった。
何故なら、今日の宿泊場所、塩見小屋との間には、天狗岩と呼ばれる難所が待ち受けているからだ。
どれほどの難所かわからないが、地図には危険マークが付いている。
今回、塩見岳登頂でホッとする直後の難所だけに、尚更警戒した。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その22(北俣岳~塩見岳東峰頂上からのパノラマ)

正しい道に入り、先程の岩の下を通過すると、塩見岳への最後の登り道の直前にある鞍部に到着する。
ここは左右が切れ落ちた砂の急斜面になっていて、見るからに危なそうだ。
小走りで通過した。

登りにとりかかると、上のほうから息せき切った若者が降りてきた。
頂上までの登りは結構きつそうだった。

ある程度登ると、ハイマツの尾根に出た。
さっきまで見えていた頂上が尾根に遮られて見えなくなり、辺りが急に静かになった。この尾根が思いがけず長いのを見て、がっかりした。

更に歩くと、頂上への岩だらけの道が見えた。
頂上の人影はまだ小さい。何とか頑張って頂上目指して歩く。
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あとちょっとで頂上!
岩の積み重なった頂上直下を攀じ登る。
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着いた。塩見岳東峰頂上 35 34' 28.09"N 138 11' 00.45"E 。
頂上の上で、しばらく抜け殻のように脱力していた。

画像は北側の眺め。通常のサイズに伸ばして見て下さい。
左から甲斐駒ヶ岳~栗沢山~アサヨ峰。
中央付近に北岳~間ノ岳。
中央から右側へ、西農鳥岳~農鳥岳~広河内岳。
中央から手前にかけて、三峰岳~安部荒倉岳~新陀抜山~北荒川岳南面の大崩壊~右端に向って北俣岳。

頂上にはおじさんが3人いた。
どこから来たのかと問われ、バカ尾根を辿って来たと言うと、驚いたようなあきれたような顔をされた。

北俣岳~塩見岳頂上の尾根には、今も何人かの登山者が登って来るのが見える。
ついさっきまで自分が苦しめられた尾根を眺めながら、彼らは今一番つらい場所にいるんだな~と、ぼんやり考えていた。
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南東方向の眺め。
北俣岳から伸びる尾根。
右端は蝙蝠岳(2864.7)。
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西側の眺め。
右から本谷山~三伏峠~烏帽子岳。
明日辿る予定のルート。
三伏峠には、赤い屋根の三伏峠小屋が見えた。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その21(北荒川岳~北俣岳)

小さな建物は、大きさから言ってトイレのようだった。残念ながらしっかりと戸締りがしてある。
ここは北荒川岳東面の巻道との合流点になっていて、標識の立つテントサイトだった。
ここから道は潅木の中に入った。お花畑の中に木々が生茂っているような場所だ。
日差しがだいぶ強くなり、歩いているとあまりに暑いので、たまらずに休憩して日焼け止めを塗った。

再び歩き始めると、やがてハイマツの中の砂地の道を登って行く。
右前方上に、一瞬ケルンと人影が見えた。
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更に歩くと塩見岳の大きな山塊が眼前に現れ、山頂まで続く長大な傾斜路が一望できた。
ようやく塩見岳の登り口に到着した。
傾斜路の上では、大人数のパーティーが休んでいるのが見えた。人が米粒のようだった。
暑さで頭がふらふらしていたので、倒れ込むようにケルンの日陰に頭を入れた。
ケルンの少し先から、塩見岳の前衛、北俣岳の傾斜路が始まっている。
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最初の傾斜路を登り切ると、北俣岳頂上直下の急斜面までなだらかな道が続き、造作もなく歩けてしまう。
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しかしここから始まる北俣岳頂上直下の急斜面が問題だ。
下から見ると、まるで壁のようである。

この急斜面をズリ落ちないようにジグザグに登っていく。
体のエンジンが過熱してうなりを上げるような感じだ。
とにかく一歩一歩足を前に出し続ける。

しかし時折我慢できずに、足を踏ん張って体を前傾しながら休んだ。
上のほうに人が見えたので、もうすぐ北俣岳の頂上だと思い気合を入れる。
途中下って来る人とすれ違った時、「ここからはきついよ」と言われる。そんな事はわかってます。

しかしここからは本当に、今まで以上にきつかった。
力を抜くと、下まで落ちそうな感じだ。
何回か滑りそうな場所を、駆け足で無理矢理よじ登った。

やっとの事で北俣岳の頂上に辿り付いた 35 34' 37.37"N 138 11' 20.87"E 。
ここは蝙蝠岳と塩見岳への分岐になっている。
たまらずに標識の脇にへたり込んだ。この辺には日陰は全く無い。
分岐だけあって、登山者が次から次とやって来た。
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南西方向を眺めると、塩見岳の頂上に立つ登山者が見えた。

いよいよ塩見岳頂上に向けての、最後の歩行だ。
しかし赤いペンキに従って行くと、すぐに立ち往生してしまった。
行く手に大きな岩があり、どう考えてもこれは越えられなかった。
良く見ると岩の下のほうで登山者が休んでいた。道を間違えたらしい。

北俣岳頂上に引き返したが、情けない事に塩見岳頂上への道がわからない。
塩見岳頂上からやって来た登山者の姿を見て、ようやく行き方がわかった。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その20(小岩峰~新陀抜山~北荒川岳)

小岩峰を出発する。新陀抜山(2667) 35 36' 30.57"N 138 12' 21.93"E は東面を巻いて行く。
ずっと樹林の中の道なので、新陀抜山の頂上直下を通過したかどうかも良くわからない。
いつしか道は下り加減になり、北荒川岳との鞍部に向っていく。
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やがて、ひょっこりと草原に出る。
お花畑が見られて綺麗だ。
行く手には、半分樹林に隠れて北荒川岳の丸い山容が見える。
ここからいくらか下った所が鞍部だったろうか?樹林の中の登りが始まった。
7:30を過ぎてかなり暑くなってきた。
樹林を抜け、ハイマツの中の一本道を登る。
結構急な登りで息を切らす。
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なんとか登り切ると、想像していなかった異様な光景が広がっていた。
目の前に北荒川岳頂上の三角点(2697.6) 35 35' 45.79"N 138 11' 44.55"E 。
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そこから砂地の平べったい尾根が左に大きく湾曲し、塩見岳のほうに伸びている。
尾根の右側は崩壊して切り立っている。塩見岳がかなり大きく迫って見えた。

私は月面のような尾根を、まるでハイウェイの上でカーブを切るように歩いていった。
ゆったりとしていい気分だ。劇場の花道を歩いているようでもある。
砂地の上には、所々コマクサなどの高山植物を囲う石が並べてあった。
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左側前方に小さな建物が見える。
仙人が住んでいるのだろうか?
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その19(熊ノ平小屋~安部荒倉岳~小岩峰)

8月17日、朝3:00、起きてトイレに行った。
蝙蝠岳に行く二人の女性は丁度出発する所だった。
私は再び横になったが、全く寝付けないので4:00になってたまらずに起きた。
まもなく朝食の呼び声がした。

ほとんど寝ておらず、ボーッとしながら暗い食堂に入った。
外はわずかに明るい。テーブルの上の小さな植木鉢が妙に印象に残った。
おかずはやはり少量。
小屋の主人が、「今日は降水量0%デス」と嬉しい事を言う。
昨日の失敗を繰り返さぬよう、今日は5時過ぎには出発した。
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朝焼けに染まった樹林帯の道を、尾根まで上がる。
しかし寝不足で体がダルく眠い。初日と同じ状態になった。昨日のように、新鮮な気分で歩く事ができない。

尾根に上がると、塩見岳までの景色が見渡せた。
しかし歩き始めると、道は尾根の左側にそれて林の中に入ってしまった。
高低差の無い道をだらだらと進む。

ボーッとした頭でふと見ると、札が木に掛かっていた。
良く見ると、消えかかった字で“安部荒倉岳”と書いてあった。
すぐ近くに頂上があるらしいが、札がなければ気づかずに通り過ぎてしまう場所だ。
写真を撮ろうとしたが、辺りが薄暗くて光量不足のせいか、シャッターが作動しない。
頂上には立ち寄らずに先に進む事にした。
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眺望の悪い樹林の中を歩く。
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小屋を出発して1時間半後、見晴らしの良い小岩峰に着いた。
女性が1人本を読んでいた。
昨日、熊ノ平小屋で塩見岳行きを中止した若者が、脇を追い抜いていった。
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この岩峰からは間近に新陀抜山(2667)、北荒川岳(2697.6)、塩見岳(3046.9)と、これから歩く道が全て見渡せた。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その18(熊ノ平小屋)

テントサイトの間を通って少し登ると、熊ノ平小屋に着いた 35 37' 55.05"N 138 12' 17.56"E 。
小屋の前面は大井川源流の谷の上にせり出したテラスになっていて、気持ちよさそうなベンチが置いてあり、山小屋のバイトの学生が日光浴をしていた。
テラスの床は簀になっていて、物を落としたが最後、回収は不可能。
熊ノ平と言っても小屋は平地に建っているのではなく、急斜面にへばり付いているようだった。熊ノ平は小屋の上の尾根にあるらしい。

暑いのを少々我慢しつつ、テラスで昼食を食べた。
塩見岳に向おうとした若者を、「雨が降る」と言ってバイトが中止を提案していた。このバイトは大学ワンゲル部の4年生らしかったが、暇なのか色々な登山者に話し掛けていた。

私は暑いテラスを避け、木陰のある登山道脇でガイドブックを眺めていた。
鳥倉林道から登ってきた軽装のマラソンランナーが通過していった。
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しばらくして小屋に入ると、バイトが中を案内してくれた。
何人かの登山者と話をしているうち、台風11号が発生した事を知った。
下山するまでの二日間、天気がもってくれたら、と思った。
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雨が降る気配はなく、天気は良かったが暑くて仕方が無い。
二階から見る西農鳥岳(3050)や白河内、黒河内の山々(2700-2800)の眺めが素晴らしい。
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16:30、夕食の時間になった。
ご飯と味噌汁はおかわり自由だが、おかずは信じられないほど貧弱だった。
品数はそこそこあるが、それぞれ一つまみずつしかない。
妙になれなれしい男と、蝙蝠岳を目指す二人の女性と相席になった。
明日は蝙蝠岳を越えて二軒小屋に下りるというから驚きだ(コースタイム14時間45分!!!)。

二階でビールを飲んでいるうち、寒くなってきたので寝る事にした。
夜半に雨が降った。
この夜はよく眠れなかった。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その17(井川越周辺)

熊ノ平小屋が良く見える位置に来ると、道は尾根の左側を巻いて井川越に向けて下降して行く。
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井川越に着いた 35 38' 01.00"N 138 12' 25.86"E 。
ここは、右に三峰川支流の源頭、左に大井川支流の源頭を望む事ができる場所だ。
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特に三峰川方面は一面のガレ場で、崩壊がひどく見ていると吸い込まれそうになる。
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井川越で道は左にそれて下っていく。
すぐにお花畑が広がる斜面に出る。
上方にはテントがいくつか見えた。
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とにかく大変綺麗な場所だ。
テントはお花畑の中に設営できるらしい。
山々のロケーションはともかく、辺りの雰囲気から言うと、これまで見た中でも一番美しいテントサイトと言えるのではないだろうか。
昔読んだヤマケイJOYによると、写真家の白旗史郎氏お気に入りの場所であるらしい。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その16(三峰岳頂上~三国平)

かれこれ40分間も三峰岳頂上にいたが、ようやく熊ノ平に向けて歩き出した。
最初は岩陵のヤセ尾根で、落ち着ける場所はなかった。
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後を振り返ると、三峰岳の頂上が聳え立っている。
仙丈岳から見た時は、間ノ岳から伸びる尾根のでっぱりに過ぎなかったが、間近で見ると存在感がある。
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ヤセ尾根を注意深く下っていくと、前方にハイマツと砂礫からなる幾分広い尾根が見え始めた。
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尾根を下ると、眼下に台地が現れた。
この台地の中心に達すると、農鳥小屋への分岐になっていて標識が立っていた。
三国平に着いたらしい。
この台地の上には、そこここに赤ペンキの付いた石が置いてあり、熊ノ平に誘導してくれる。
台地の縁に着くと、潅木の中に少し急な溝のような道が下っている。
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潅木の中には、休むのに最適なお花畑がある。
このお花畑以外の場所は急な細い道なので、ゆっくり腰を落ち着ける事ができなかった。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その15(三峰岳頂上360度パノラマ)

三峰岳頂上からの眺め。
画像は、主に西側部分の眺め。通常のサイズに伸ばして見て下さい。
左端から、井川越の少し西側~黒檜山(2540.4)~横川岳~伊那荒倉岳~右端に仙丈岳。
奥に連なるのは小瀬戸山(2293)~三峰川源流。
本当に、至福の時間です。
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画像は主に北側の眺め。
左側から手前に向って、一昨日から歩いて来た仙丈岳(3032.6)~伊那荒倉岳(2519)~横川岳(2478)~ここまでの道が続いている。
仙丈岳からの長い道のりを思い出した。

仙丈岳から右側にかけて、小仙丈岳(2855)~奥に鋸岳(2685)~栗沢山(2714)~アサヨ峰(2799.1)。右側に連なるのは日本第二の高峰北岳(3192.4)~中白根山(3055)。
残念ながら、甲斐駒ケ岳は見えなかった。
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画像は東側の眺め。
間ノ岳(3189.3)が聳え立っている。
間ノ岳まで伸びる尾根は、天に伸びているように見えた。

ここから間ノ岳までは、往復1時間半。
あまりに気持ちよさそうな尾根なので、往復しようかとも思ったが、やめた。
実は私は南アルプスの最も代表的なコース、白峰三山(北岳~間ノ岳~農鳥岳)を歩いた事がありません。
今間ノ岳に登頂してしまうと、将来白峰三山を歩く気力がなくなるのではと、危惧したんです。
でも今考えると、間ノ岳頂上手前まで行って、登頂せずに引き返すという手があった(冗談)。

おじさんは農鳥岳に向うとの事で、間ノ岳への尾根を登っていった。
その少し前から、間ノ岳から次から次と登山者が降りてきていた。
念願の人通りの多いコースに入ったのであるが、こうなるとさっきまで歩いていた静かな環境が恋しかった。
Fi2602117_3e
画像は主に南側の眺め。
左側に西農鳥岳(3050)。右側にはこれから歩く、井川越~安部荒倉岳(2692.6)~新蛇抜山(2667)~北荒川岳(2697.6)~塩見岳(3046.9)。
中央奥には蝙蝠岳(2864.7)。
三峰岳に登ったので、大きな関門は明日登る塩見岳だけになった。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その14(三峰岳直下~頂上)

三峰岳の直前は岩だらけの道。
手前の岩峰を左にやりすごす。
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再び尾根の左側に出ると、三峰岳、間ノ岳との三叉路の標識がはっきり見えるようになる。
これが見えると三峰岳頂上まであと一息。
8:50、標識に着いた。
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標識からひと登りで三峰岳頂上に着いた(9:00) 35 38' 39.20"N 138 13' 05.18"E 。
野呂川越~三峰岳の途中で出会ったおじさんと共に、他に誰もいない頂上とここからの眺めを独占している事を喜んでいた。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その13(2699mのピーク~三峰岳手前)

2699mのピークから歩き始める。
仙丈岳頂上で見た時は小さかった塩見岳がはっきり見えて、いよいよ射程距離内に入ってきた感じだ。
画像中央やや右に、今日宿泊する熊ノ平小屋が見える。
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樹林帯の登降を繰り返すとやがて岩とハイマツの道になる。
道幅は次第に細くなっていった。
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中央アルプスの眺めも良い。

昨日、両俣小屋の宿泊者から聞いていたハリガネのある場所に着いた。
ここは、岩を乗り越えるかザレの斜面を思い切って登るか、という、いずれにせよ少し危険な場所だ。
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ハリガネ地点を乗り切ると、岩とハイマツの道がそのまま三峰岳まで続いている。
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ここから先は展望も良く、間ノ岳~三峰岳が一望できた。
画像は間ノ岳(3189m)。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その12(両俣小屋~野呂川越~2699mのピーク)

「朝食だ」という声がする。
時計を見ると3時30分。
こんなに早い時間にどういう事だろうか?あたりはまだ真っ暗だ。

食卓に座ると、昨日の登山者二名がいた。
33歳の男は相変わらず食欲がなく、全く食事に手をつけなかった。
50歳位の男は何やら今日の行程に対して不安そうだった。

食事の後、着替えたりトイレに行ったり水を詰めたりしていたが、この時初めて時刻を見誤っていた事に気が付いた。
起きた時間は実は4時30分だったのだ。間違えてストップウォッチの方を見たらしい。
今の時刻はもう5時。これで気持がアセリまくってしまった。
無くしたものと勘違いしてメガネケースを探したりして、結局出発したのは5時20分過ぎ。他の二人はとっくに出発していた。
早立ちにこだわるのは、涼しいうちに距離を稼ぎたいからです。
荷を背負って歩いていると、7:30位の日差しでもかなり暑く感じられる。
水の量は限られているので、間違っても熱中症になるわけにはいかない。
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あわてて出発したので、間違えて北岳方面の道に入りそうになった。
昨日の道を見つけて入ると、早速急登が始まった。
まだ膝の筋が痛くて、力任せに登るような道だったので、これはきついな、と思いつつ、ご飯をたくさん食べたせいか気力だけは衰えなかった。

右俣沢の沢音が聞こえなくなる辺りで、例の50歳位の男が1人佇んでいた。
声をかけたが返事がなかった。
少し雨粒が落ちてきたようだったので、仙丈岳に登るのを迷っているのかもしれない。

私は三峰岳に向けて先を急いだ。
再び急登が始まった。登りやすい場所を探すが中々見つからない。
力任せの登りが続く。
野呂川越に着く気配は全くなかったが、昨日見覚えのあるきのこを見つけて、後少しで尾根に上がる事を確信した。
5:55、野呂川越に着いた 35 40' 08.33"N 138 11' 57.42"E 。

休憩の後、今山行で最も人通りが少ないと思われる、野呂川越~三峰岳のコースに入っていった。
なだらかな道が続いていた。
濃い霧が出ていて、幻想的な雰囲気だ。風も強い。
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昨晩よく眠れたので調子がよく、高低の無い道をどんどん進んでいった。

30分程経って少し傾斜がきつくなった。
私と同じ三峰岳方面に向うおじさんがいて、あいさつをかわした。
「ここは静かでいい所だ」と言っていたが、私は人通りの多い三峰岳以南のコースに早く入りたかった。
でも確かにこの静かな雰囲気も捨て難いものがある。
傾斜は少しきつくなったが、このおじさんと抜きつ抜かれつ歩いているうちに、あまり気にならなくなった。
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それに朝の樹林帯は本当に気持が良かった。
野呂川越~三峰岳のコースには、いくつかのピークがある。
2367、2488、2571mのピークはいつの間にか通り過ぎてしまった。
道は尾根の右側を巻いて通るようになった。
再び尾根に出たところが2699mのピークらしい。
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7:30、尾根に出たかな?と思われた時、いきなり白峰三山~三峰岳の展望が開けた。2699mのピークに着いた 35 39' 08.76"N 138 12' 43.95"E 。
三峰岳は近いように思われたが、辿り付く前に更にピークが3つ程あるようだった。
(画像中央右寄りが三峰岳。)
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その11(右俣沢~両俣小屋)

野呂川越から右俣沢に降りた。
沢と並行する道を辿ると、途中祠があった。今日一日の無事を感謝して手を合わせた。
道はまた樹林に入るが、まもなく大きなテントが現れ、ほどなく両俣小屋に着いた 35 40' 31.47"N 138 12' 09.89"E 。
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もうすぐお昼、やや強めの日射しの下でベンチの上に荷を置いて、シャツも脱いでほっとしながらポカリスエットを飲んだ。
小屋の建物は、いわゆる山小屋と違って造りが弱々しく感じられた。

12:00になったので昼食を摂った。
昼食が済んだ頃、空からゴロゴロと雷の音がした。尾根にガスがかかっていた。
三峰岳にいかなくて良かった。
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ここにはキャンプ場があって、長期滞在をしているテント泊の人たちがいた。
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水はかなり豊富で、北アルプス薬師平のような立派な水飲み場があった。

しばらく後、宿泊手続きをした。昨日はご飯のおかわりができなかったので、ここはできるかどうか聞くと、気の良さそうな女主人は「できますよう」と言ってくれた。

少し前にここに到着した、仙丈岳からやってきたじいさんが、北岳に登りに行ってしまった。たいした気力だ。

ふと気が付くと、小屋に二匹の猫がいた。
普段は辺りをほっつき歩いていて、ご飯の時間になると小屋に戻るようだ。
小屋の中には、本が少々と、何の動物かわからない頭蓋骨があった。
小屋の人からゴミは捨てていってもいい、と聞き驚いた。
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夕食の時間になった。
食事の内容は画像の通りで、新鮮な野菜が多くて他の小屋に比べると中々充実していた。
この小屋は林道に近く、物資の運搬がラクなのかもしれない。
相席になったのは、塩見岳方面から来た登山者二人。登山道の様子を色々教えてもらった。
二人のうち50才位の男は山歩きに自信なさそうな様子、33才の男は胃がむかついて仕方がない、とぼやいていた。

寝床は人が少ないので余裕の広さだった。
この小屋は仙塩尾根からかなり降りなければならないので、登山客が立ち寄らないのだろうか。
お陰で良く眠れた。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その10(横川岳~野呂川越~右俣沢)

横川岳頂上(2478) 35 40' 21.10"N 138 11' 37.09"E は、樹林が立ち並んだ少し開けた場所だった。三角点があった。
地図を見ると、仙塩尾根はここで直角に折れ曲がっている。実際、頂上で道は直角に折れ曲がっていた。
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樹林の中の道を下り続けると、雑誌”山と渓谷”で見慣れた写真そのままの景色が現れた。
野呂川越に着いた 35 40' 08.33"N 138 11' 57.42"E 。
宿泊地の両俣小屋までは、ここから40分。現在まだ10:10、このまま尾根の下の小屋に下りるのはもったいないので、しばらく寝転ぶ事にする。
小屋の方から登山者が二人上がってきて、「思ったよりもきついわ」と言いながら小休止した。
その後、明日私が登る予定の三峰岳に向けて歩いていった。
それを見ながら、こんな早い時間に小屋に入るのも何か情けないような気がして、このまま三峰岳に行ってしまおうか、と考え始めたが、更に4時間以上歩く事を考えると辛そうなのでやめた。

やがて、仙丈岳や三峰岳方面から数人の登山者がやって来た。
たっぷり休んだので、両俣小屋へ下ることにした。
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両俣小屋への下り道は、かなり荒れていて倒木が散乱していた。
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しかも、所々攀じ登らなければいけないような急傾斜。
明日ここを登らなくてはいけないので、気分が滅入ってきた。
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沢音が聞こえてきて、樹林の間から右俣沢が見える場所まで来た。
小屋まであと少し。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その9(高望池~独標)

伊那荒倉岳の頂上からすぐの所に、高望池があった。干上がっている。
仙丈岳からここまで2時間かかった。コースタイムは3時間なので、かなり早く着いた事になる。今日の宿泊地、両俣小屋への分岐地点である尾根上の野呂川越までは、2時間足らずの距離だ。
長野県側にあるという水場の入り口は、どこにあるのだろうか。
ポリタンクを見ると、水はまだ1.5リットルも残っている。このまま先に進もう。
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まずは3つあるピークの1つ目に取り掛かる。
登降を繰り返すが、どこがピークなのか良くわからない。
2つ目のピークの場所は、登り道がはっきりしているせいもあって、何となくわかった。
しかし樹林の中の頂上は何か目印があるわけでもなく、非常にわかりづらい。
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3つ目は独標と呼ばれる露岩で、周囲の山々の展望が良い。
歩いて来た方向を振り返る。
蛇行する仙塩尾根が良く見渡せた。
仙丈岳が小さく見えた。ここまでよく歩いてきたなあ。
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左側には尾根上に雲がかかった北岳が見えた。
北岳直下の谷底のどこかに、今日泊まる両俣小屋がある。
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間ノ岳と、明日登らなければならない三峰岳への登り道が見えた。
独標を越えると、次のピークは横川岳だ。

独標から歩き始めた時、初めて仙丈岳に向う登山者とすれ違った。
横川岳への道はだらだらとした降りが続き、時折登り道があった。
鞍部に着いたので、ようやくこれから横川岳への登りか?と思いきやそうではない。
横川岳はまだかまだかと思いながら随分歩いた末に、やっと本当の横川岳への登り道に辿り着いた。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その8(フキノ平~伊那荒倉岳)

道はハイマツの尾根道になった。途中、二重山稜の間の平地で休んだ。
日が高くなるにつれ気温が上昇する。頭に日が当り暑さでボーッとしてくる。ハイマツの陰に頭を入れようとして、殆ど寝る体勢になった。
後からは誰も人がこなかった。こんなに引き離してしまったかな、と心細くなる。
そろそろ出発するか、と思う頃、おじさんが1人、姿を現した。

しばらくは日差しが降り注ぐハイマツの尾根を進んだが、左側から涼しい風が常に吹き上げてくるので、かなり助かった。この風を感じながら、ただひたすら前に進んで行った。単調な道なので、記憶にとどまるような場所がない。
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ふと立ち止まって前方を見ると、眼下を樹林に覆われた尾根が南に向って続いていた。
この尾根のどこかを左に降った所に、今日の目的地、両俣がある。
また歩き出したが、先程見た樹林の尾根は中々現れない。
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やがて潅木が出はじめ、それと共に穏やかなお花畑も現れた。
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このあたりの景色は、南アルプス南部の聖岳から聖平に向う途中のお花畑に似ている。
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樹林帯に入った。フキノ平と呼ばれる湿性の草地はシダが生茂っており、南アルプス南部の千枚小屋に登る道にあるワラビノ段にそっくりだった。道は少々ぬかるんでいるが、日が当らないので涼しく感じられる。

今まで降り調子だったが、やがて樹林帯の中のアップダウンが始まった。見晴らしが良くないので、登降の様子から、「今はこの辺のピーク」と想像するしかない。

そんな中、かすかに人の声がしたと思ったら、ひょっこりと樹林の中の頂上に出た。伊那荒倉岳(2519) 35 41' 09.57"N 138 11' 33.19"E に着いた。
目の前に、1人ラジオを聞いているおじさんがいたのでぎょっとした。人の声はラジオから流れてきたものだった。久しぶりに出会う人間に、少しほっとした。そのまま休む事なく山道を下った。

大仙丈岳から下る尾根は、蛇行しながら適度な斜度で延々と続いている。ルートファインディングの必要もなく、余計な筋肉を使うこともなく、ひたすら無心に歩き続けることが出来る。
歩いているうちに、自分は一切移動しておらず、ただ景色だけがコマ撮りで移り変わっていくような錯覚にとらわれる。ハイマツ帯、お花畑、樹林の中の湿地、ラジオを聞いているおじさん・・・。実体がない単なる映像が、どんどん後に去っていく。
これこそがバカ尾根の真髄なのだろうか。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その7(大仙丈岳通過)

何と言うか、大仙丈岳方面に向う事にちょっと誇らしさを覚えた。仙塩尾根を歩くというマニアックな事に対して。
大仙丈への尾根に足を踏み入れると、それは今までいた仙丈岳の頂上とは違い、急に山奥に分け入ったような気がした。人の足を拒む何かがあるような。それは単に、登山道が整備されていなかっただけなのかもしれない。

大仙丈までは、これがまた岩尾根で、思ったよりも危なっかしい所だった。とにかく慎重に行かねば、と気を取り直した。
朝早いせいか頭がボーッとしており、ずーっと浮遊感を感じていた。そのため、高度感のある岩尾根の下降は、まさに空中散歩をしているかのようだった。
尾根の右側は切れ落ちていて、フラフラしている今の状態では危険を感じた。

下降が終って、すぐに大仙丈への登りになる。頂上に3人程いるのが見えたが、私が辿り付く前に立ち去ってしまった。
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大仙丈岳は、仙丈岳よりはやや小さ目の頂上だった。
来た道を振り返ると、仙丈岳の偉容が圧倒的。さすがに大きい。
ついさっきまでいた頂上に、沢山の人が立っているのが見えた。
こちらはひと気がなく、別世界だ。
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大仙丈の頂上から下降していくと、尾根は二重山稜の様相を呈する。
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二つの尾根に挟まれた草原に、石碑が立っている。
道を外れて側に行くと、遭難の碑だった。
手を合わせ、今日の山行の無事を祈った。
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ここからガレの急斜面を下降して行く。
この地点で同方向に向っている4人の登山者を追い越した。
先頭に立つと視界に人が見えなくなり、寂しさを覚える。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その6(仙丈岳頂上パノラマ)

仙丈岳頂上への道。
後を振り返って、今まで歩いてきた道を眺める。
画像中央やや右に馬の背ヒュッテ。
中央から上に伸びる尾根が馬の背。
馬の背ヒュッテからここまで来ました。
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ここから仙丈岳の頂上までは尾根通しだ。大した距離ではない。
頂上に沢山の人が見える。
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仙丈岳の頂上(3032.6) 35 43' 12.14"N 138 10' 58.08"E は、朝のすがすがしい雰囲気でいっぱいだった。
左側は伊那谷、右側は釜無山~ギザギザの鋸岳、手前に昨日行った馬の背。
通常のサイズに伸ばして見て下さい。
Fi2602095_3e
奥のほう、左から鋸岳~甲斐駒ガ岳~アサヨ峰~鳳凰三山。手前に小仙丈岳。
狭い頂上には大勢の登山者がいたが、彼らはこのまま小仙丈岳を通って北沢峠に下山するんだろうな、と半分羨ましかった。
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左~中央に北岳~間ノ岳の大きな山容。右端に大仙丈岳。大仙丈岳から左上に向って仙塩尾根のルート、途中の三峰岳、井川越が見える。
彼方には最終目標の塩見岳も見える。うんざりするような、ときめくような眺めだ。

私は、これから辿る予定の、延々と仙塩尾根が続く大仙丈岳の方を見た。登山者はいるんだろうかと思ったが、それでも3人程の人影が見えた。
膝の調子は気になったが、計画どおり仙塩尾根に入ることにした。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その5(仙丈小屋)

8月15日。
朝から不安だ。膝の痛みが取れていない。しかし、ここまで来た以上は少なくとも仙丈岳には登る事にする。そこから先どうするかは、頂上で決めよう。

馬の背の尾根への登りを開始する。やっぱり膝が痛い。
馬の背の尾根に着くと、仙丈岳の頂上へ向って歩く。
最初は樹林の中、やがて左前方に、仙丈岳頂上とその直下のカールが見えてきた。
久々に見る雄大な眺めだ。
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少し近づいてみたところ。
頂上付近に人影が見える。
早く登ってみたい。
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途中の仙丈小屋に着くと、コーヒー、味噌汁あります、の看板が出ていて、思わず立ち寄ってみたくなってしまう。
サービスが良さそうだし、小屋の造りも立派だ。
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小屋の前を過ぎると、頂上の尾根に向って右側に道が伸びている。
気持ち良い朝の空気の中、登山者数人が尾根に向って歩いていた。
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頂上の尾根まではすぐの距離だった。
尾根の手前では、コンタツおじさんの一行が花を見ていた。やりとりを横目で見ながら尾根へ上がった。
コンタツおじさんは意外にも花の事を良く知らないのかな。
それにしても、コンタツおじさんは見た目が10年前とほとんど変わっていない。年中山に登っていると、年をとらないのだろうか。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その4(馬の背ヒュッテ)

馬の背ヒュッテに戻ると、コンタツおじさん(写真家の近藤辰郎氏)の一行が丁度着いた所だった。
あの風貌は目立つので見間違え様がない。見たのは今回で2度目だった。
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小屋に入って昼食を食べる事にした。
小屋の食堂には食べ物が何もない。
甲府で買ったおにぎりとバナナをテーブルの上に並べたが、体調がイマイチなので温かい物が欲しかった。そこでシェラカップに水を入れて、ストーブの上に置いた。
そのうち小屋のアルバイト達の昼食が始まった。美味そうで羨ましかった。
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昼食のあとは、何もすることがない。
小屋に着くと何もやる事がないというのが、ある意味山歩きの良いところだ。
畳一枚に二名という混雑の中、横になった。
寝込んでしまったらしい。気が付くと窓から明るい日差しが差し込んでいた。曇っていた天気が少し晴れてきたようだ。
それにしても左ひざの具合が悪い。足を上げると痛い。明日以降の行程が心配だ。
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夕食は16:30から。
食堂に入るとカレーだった。しかもおかわりできず。
ビールを買って外で飲んだ。部屋の入口でボーッとしていた。
18:50になりテレビで天気予報を見た。北岳は曇りらしい。
気分が乗らないので誰とも話さず、19:00に寝た。
混んでいる割には良く眠れた。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その3(馬の背散策)

ようやく馬の背ヒュッテに入る気になった。小屋の前の広場には人が大勢いた。
とりあえずオレンジジュースだけ飲んだ。
小屋に入って落ち着く前に、馬の背に行かねばなるまい。晴れていた空はやや曇り加減になってきていた。
空身で小屋から尾根に上がった。尾根までの道はお花畑になっている。

馬の背に着いた 35 43' 52.94"N 138 11' 14.68"E 。
湿原状のさわやかな場所だ。
馬の背中のように狭い尾根なので、馬の背という。
期待したお花畑を探したが、どこにもない。
尾根道を更に奥に歩くと、こじんまりとしたお花畑があったが、これだけなのだろうか?
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更に奥に行くと、そこはがけっぷちになっていて、そのうわっぺりにコマクサが咲いていた。
ここから先は崖沿いの道になっており、ガスも出てきたのでこれ以上奥に行くのはやめた。
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馬の背からの帰り道、すれ違ったおじさん、おばさんの集団が、「お花畑はあるか?」と聞いてきた。私は、「期待するほどの物はない」と答えて立ち去った。
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やがて背後から、「お花畑なんぞないぞお」という声が聞こえた。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その2(藪沢~馬の背ヒュッテ)

はるか前方に雪渓が現れた。少しわくわくして、とにかくあの雪渓まで頑張るぞ、と自分を励ましながら歩いた。
歩いているうちに寝不足がかなりこたえ始めてきた。急登でないと言っても、単調なだらだらした登りに体のだるさが加わって、全く楽しくない。とにかく先に進もうと思い、あの地点まであの地点までと、一歩一歩進む。沢沿いなのに風が通らず、暑くてたまらない。
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雪渓に着いたが、だるくて雪に触れるのもおっくうだ。
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しばらく先に行って仰天した。
沢が文字通り真直ぐ彼方まで伸びており、その奥に登山者の小さな姿が歩いているのが見えた。
げっ!あそこまで登りつめなきゃならんのかと、げっそりした。
一体山小屋に上がる尾根への取り付き点はどこにあるのか?目を凝らして見ても、見つけることができない。
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ず~っと歩いて、ようやく人が沢から右上に上がっていくのが見えた。やっと宿泊する馬の背ヒュッテに到着した 35 43' 40.52"N 138 11' 11.29"E 。
沢から上がる場所は狭い広場になっていて、藪沢小屋との合流点になっている。
ここでとうとう堪らずに寝転んだ。どうせまだ早い時間なので、どこかで暇を潰さなくてはならない。しばらくここで仮眠する事にした。
何人もの登山者が側を通り過ぎていった。
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南アルプス・仙丈岳⇒塩見岳~その1(北沢峠から藪沢)

H13年8月13日~18日、南アルプス仙丈岳~塩見岳を縦走しました。このルートは仙塩尾根と呼ばれ、単調な歩きが延々と続く事からバカ尾根とも呼ばれています。
昨年の荒川三山~光岳の縦走に続く、日本アルプス全踏破(一般ルートのみ)計画の南アルプス編。計画では塩見岳を越えて荒川三山まで行くつもりだったのですが、休暇が取れなかったので三伏峠で下山しました。

8月13日夜
出発前。今回も気合が入らない。最近山への関心が薄れてきたのもその理由だが、今回登る仙丈岳と塩見岳は過去に登ってしまっているのが最大の理由。仙塩尾根の縦走は初めてだが、これといって魅力的なポイントも見当たらない。体力的にも厳しそうで、運動不足の体で耐えられるか心配だ。魅力がなくて厳しいコースでは、気合が入らないのは当然。それでも行くのは、日本アルプス踏破(一般ルートのみ)計画があるからに他ならない。

何はともあれ、13日の夜にそれなりの意志を固めて出発した。いつもの八王子北口の吉野家 36 39' 13.47"N 139 20' 17.77"E で、明日の朝食用の牛丼弁当を買う。
急行アルプスは座れたが、甲府まで1時間半では寝る事もできない。

8月14日
たちまち甲府 35 40' 02.01"N 138 34' 08.14"E に着いた。駅前のコンビニで、明日の昼食用のおにぎり4ケとバナナ2本を買った。

午前3時前、広河原行きのバスに乗る。甲府から徐々に郊外に走っていく。南アルプススーパー林道に入ったとのアナウンスで、山気分が高まった。夜叉神峠に着いて何人か客が降りると、何故か車掌のおばさんが席を替われと言う。つっけんどんな態度が不愉快。
大樺沢出合に着くと、北沢峠行きのバスが何台も停まっていた。ここが乗り換え地点だとは知らなかったので、あわてて降りる。

ここには2階建ての建物があり、2階にバスの切符売り場があった。まだ4時45分で開いていない。バス停には既に乗車を待つ人の列ができていた。
登山服に着替えるとやる事もないので、2階にある南アルプスの展示室に入ってみることにした。南アルプス全体の模型が目を引いたが、大きさの比較用に置いてあった北アルプスの槍・穂高連峰部分の同スケールの模型にちょっと憤慨した。南アルプスがいかに大きいか強調しているようだが、北アルプス全体の方が南アルプスよりもはるかに大きい。槍・穂高連峰部分だけというのはずるいなあ。
バス停に戻って列の最後尾に付くと、朝食の牛丼を開けた。脂が白く固まって肉も乾燥していて、おいしくなかった。
並んで待っているうち、どんどん人が増えて列の最後尾は蛇行して一回転し、列の先頭付近に戻ってきた。

6時20分、運転手が来てエンジンをかけた。実はそれから30分間かけっぱなしで、6時50分に出発した。
バスは激しく揺れながら、北沢峠に突進した。北沢峠 35 44' 30.02"N 138 12' 47.94"E で降りると、朝日が眠たい目に眩しい。
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林道を北に歩く。かたわらの長衛荘は予約で一杯のようだ。かつて残雪のシーズンに訪れた懐かしい林道を見ながら、脇道に入った。
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すぐに大平山荘の前に出た。これから仙丈に登るんだろうか?幾人かの登山者がベンチで休んでいた。
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登山道に入ると、いきなりうっそうとした雰囲気にとまどう。
やがて目に見えて急な登りが始まった。地図を見ると、等高線の目がかなり詰まっている。ここから大滝辺りまで急斜面が続くようだ。徹夜の体にはかなりきつい。
やがて沢音が右側から聞こえてくると、この辺にあるはずの大滝をいつ望めるかと心待ちにするが、沢は深い谷底にあって滝が現れる気配はない。しばらく行くと、滝の展望台に続く小道があったが、通行止めの札がかかっていた。
さて、滝の事は半ば忘れてとにかく登っていると、突然右側の崖の上の木々の間から大滝が見えるではないか。遠いので迫力は今ひとつだったが、見れてよかった。
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やがて道は沢沿いに進むようになる。急登が終わり、ほっとして道を歩いていく。
ようやく行程の半分位だろうか?私の他にも登山者が何人か歩いているのが見えた。
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