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1992年8月

北アルプス雲ノ平~その20(双六小屋~新穂高温泉~高山)

8月24日。

双六池 36 22' 04.75"N 137 36' 03.70"E 前のテント場。
昨日悪かった体調は、幸い問題なさそうだ。
しかし朝から雨が降っている。

うんざりしながら雨具を着込んで、テントを撤収。
今日は新穂高温泉に下山する。

ゆるい登り道を歩いていく。
ガスが出ていて、30メートル位先は全く見えない。
けれども、同じように下山する登山者が結構いるので、道に迷うことはなさそうだった。
鏡平への分岐がわかりづらかったが、何とかなった。

鏡平 36 20' 44.86"N 137 36' 03.84"E 。
写真で見た鏡池の美しい姿はなく、ただただ黙々と橋を渡った。
鏡平小屋が霧で霞んでいる。

秩父沢 36 19' 56.49"N 137 35' 26.11"E に下りると、雨は更に激しくなった。
何かの修行をしている気分だった。

わさび平小屋 36 18' 36.49"N 137 35' 47.61"E の辺りで、やっと雨脚が弱くなった。
ひたすら歩き続けて中崎橋 36 18' 07.63"N 137 34' 58.74"E を通過、ようやく新穂高温泉に到着 36 17' 06.02"N 137 34' 27.19"E 。
高山行きの濃飛乗合自動車の乗車整理券を入手。
14:30、出発した。

16:05、高山駅着 36 08' 28.29"N 137 15' 05.20"E 。
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高山に来たのは初めて。
妖怪手長・足長の像が印象的だった。
帰りの列車出発までの時間がなく、街中を歩くことはできなかった。

16:30、高山本線のひだ14号で出発。
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名古屋乗換の新幹線で横浜に向かった。
自宅に着いたのは22:00頃。

今回は初めての本格的な単独行で、始終不安や寂しさを感じたし、色々失敗もした。
しかし単独行では、周囲に対するアンテナが鋭敏になり、グループ登山では気づかない事も感じ取れたと思う。
それに自分のペースで旅ができる、独力でやり遂げたという達成感など、良い面が沢山あることも知った。

単独行に対しては賛否両論あるが、とにかくグループ登山とは全く違った世界だった。
十分に安全に気を配るならば、体験して山の世界を広げるのも良いのではないかと思う。

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北アルプス雲ノ平~その19(三俣蓮華岳~双六小屋)

ガスが出てきたので三俣蓮華岳の頂上から降りた。
画像は三俣蓮華岳頂上 36 23' 25.16"N 137 35' 16.91"E 。
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荷物を置いた場所に戻って、双六小屋に向かう。

岩が点在するなだらかな道を歩く。
何ヶ所か、水がちょろちょろと流れていた。

やがて、ガレ場を登ると尾根に挟まれた少し狭い空間に入る。
風の通り道になっているのか、肌寒さを感じた。

しばらく歩くと右側になだらかな丘が見える。
双六岳 36 22' 18.44"N 137 35' 13.24"E の尾根だろうか。
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頂上には立ち寄らずに、左手にあるはずの双六小屋に向かう。

双六小屋への下りはひどい急坂で、一日中歩き続けた足にはこたえる。
足が棒のようになった。
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赤い屋根が近づくのを励みに、一足一足降りていく。

ようやく双六小屋に着いた 36 22' 09.73"N 137 36' 05.23"E 。
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テント場の使用料を払って、早速設営に取り掛かる。

ここは、双六岳の尾根と樅沢岳の尾根の間にできた切れ目のような地形になっている。
そのせいか風が非常に強い。

涼しいからとTシャツ一枚で設営準備していたが、後でとんでもない事になってしまった。

テント場の奥にある双六池 36 22' 04.75"N 137 36' 03.70"E 。
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新田次郎の小説「風が死んだ山」は、双六池のテント場での幽霊騒動の話だった。

時間も時間なので、食事を作ろうとしたが、急に気分が悪くなってしまった。
体から力が抜けて、食欲が全くない。

どうやら風に当たりすぎて、体調を崩したらしい。
体が冷え切っている。
仕方なくシュラフに包まって寝ていることしかできなかった。

しばらく途方に暮れていたが、このままではもっと体調が悪くなるのではと不安になった。
何とか小屋まで行って、桃缶を買ってきた。

これが大正解で、甘い桃は何とか胃袋に収まってくれた。
何となく力も出てきた。

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北アルプス雲ノ平~その18(鷲羽岳~三俣山荘~三俣蓮華岳)

鷲羽岳山頂にて 36 24' 10.06"N 137 36' 21.01"E 。
大きな蝶がひらひら舞っていた。
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鷲羽岳には鷲羽池という火口湖がある 36 23' 57.66"N 137 36' 27.46"E 。
頂上から往復1時間弱かかる。
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時間はもう12時半。
今日の宿泊予定地、双六小屋まで3時間半はかかる。
池への往復はあきらめた。

鷲羽岳から三俣山荘に向かう。
鷲羽岳からの下りは、さえぎるものが何もない砂礫の大斜面。
半ば駆けるように下っていった。
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三俣山荘に着いた 36 23' 40.79"N 137 35' 45.46"E 。
午前中に雲ノ平から見た赤い屋根が間近に見える。

山荘を通過してハイマツの中を歩くと、キャンプ場がある。
雲ノ平への道を右手に見て、更に左に登っていくと、三俣蓮華岳頂上への道が右に分岐している。

ここで荷を降ろして、サブザックのみで三俣蓮華岳頂上へ往復する。

三俣蓮華岳頂上(2841.2)に着いた 36 23' 25.16"N 137 35' 16.91"E 。
他の登山者はまもなくいなくなって、頂上を独占した。
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しかし付近はだんだん曇り勝ちになってきた。
天気が心配になった。

頂上を出発して、先を急ぐことにする。

ほんの2時間半前に登って来た鷲羽岳のすばらしい山容が見えた。
あの頂に登って来たと思うと、充実感がこみ上げてくる。
標高差400mのあの大斜面を、一気に下ってきた時の爽快感がよみがえった。
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北アルプス雲ノ平~その17(黒部源流への降り口~黒部源流~岩苔乗越~鷲羽岳)

雲ノ平から三俣山荘方面への下降路は、つづれ折りの急坂だった。

降り切った場所が黒部川 36 24' 10.47"N 137 35' 37.67"E 。
昨日の薬師沢小屋以来、久しぶりの黒部川。
薬師沢出合に比べると、かなり川幅が細くなっている。
ここは、雲ノ平、三俣山荘、岩苔乗越への三叉路になっている。
ここから黒部源流を辿って、岩苔乗越に登る。

ついに来た黒部源流。
これから黒部川の末端まで辿っていくのかと思うと、本当にワクワクする。
道は黒部川の左右に交互につけられていて、周囲には白や黄色の小さな花が咲いていた。
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登るにつれて流れが細くなっていく。
とうとう流れがあるのかないのかわからなくなった。
ついに黒部川の末端にたどり着いた。
感無量だった。

前方に岩苔乗越が見えた。
雪渓が所々残っていた。
黒部川の最初の一滴は、この雪渓から生まれるのか?
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岩苔乗越 36 24' 47.62"N 137 36' 03.16"E からワリモ岳へ登る。
黒部源流を名残惜しく眺めていた。

岩苔乗越周辺は、黒部源流、祖父岳、高天原、水晶岳、ワリモ岳~鷲羽岳への分岐地点になっている。
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ワリモ岳への登り道は岩稜になっている。
今回の山行ではじめての岩稜の尾根は、夏の北アルプスを満喫させてくれたが、さすがにハードだった。

そんな時よく出会うのが、画像のイワギキョウ。
岩場や砂礫によく咲いているため、北アルプスの稜線歩きでの疲れを癒してくれる存在だ。
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岩苔乗越から1時間と少しで、鷲羽岳(2924.2)に着いた 36 24' 10.06"N 137 36' 21.01"E 。
360度のすばらしい眺めを見ながら休憩。
山頂には祠がある。
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北アルプス雲ノ平~その16(祖父岳~日本庭園~黒部源流への降り口)

祖父岳の麓の岩だらけの道を歩く。
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祖父岳の西麓はなだらかな平原状になっていて、気分の良い眺めだ。
この辺が日本庭園と呼ばれる場所だろうか?
36 24' 41.83"N 137 34' 59.85"E
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砂礫の道の向こうには、槍穂高連峰がひときわ高くそびえている。
まったく今日は晴れていてよかった。
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と、砂礫の道を歩いているうちに、どんどん道幅が狭くなってしまった。
しまいには、獣道のような藪の中の一本道に突き当たった。
こんな所を歩くのかと、藪の中を覗いたら、なんと崖を転がり落ちるような急坂になっていた! 36 24' 27.62"N 137 34' 51.24"E

どうもおかしい、道を間違えたのではないか?
でもこの道しかなかったはず、とあれこれ考えていたが、
ここは冷静になってもと来た道を戻ることにした。

大幅な時間のロスで、気ばかり焦っているのだが、仕方がない。
不安な気持ちで引き返す。

引き返して辺りを見回すと、別の道が見つかった。
本当にホッとした。
初めての単独行の不安から、とにかく早め早めに歩こうとして注意力散漫になっていたようだ。

しばらく歩くと第2雪田にたどり着いた。
単なる雪渓のようだが、なぜ雪田と言うのだろうか?
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すぐに雲ノ平の台地のへりに着いた 36 24' 19.42"N 137 35' 23.49"E 。
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目の前に黒部源流の深い谷間が横たわっていて、その向こうに三俣山荘の赤っぽい屋根が見えた。
思ったよりも近くに見える。大体ルートもわかったし、ここまで来ればもう迷う事もないだろうと、少し気が楽になった。

三俣山荘の上には槍ヶ岳の鋭い穂先。
ここまで歩いてきて良かった。

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北アルプス雲ノ平~その15(雲ノ平キャンプ指定地~祖父岳)

雲ノ平キャンプ指定地 36 24' 59.26"N 137 35' 10.67"E から祖父岳を目指す。
画像は祖父岳を見上げたところ。
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朝のすがすがしさと単独行の心細さが入り混じった、良い気分なのか悪い気分なのかわからない心持で歩く。

祖父岳に登る途中で後ろを振り返った。
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中央にキャンプ指定地の建物。
左上には雲ノ平山荘 36 25' 06.58"N 137 34' 36.18"E が見える。
右奥に見えるのは薬師岳。
眼下には祖父庭園、ギリシャ庭園、スイス庭園が広がっている。

祖父岳頂上(2825) 36 24' 40.76"N 137 35' 27.95"E に着いた。
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中央奥に見える端正な山は笠ヶ岳。
左側にあるのは三俣蓮華岳。

ここに立つと四方に見えるのは山々だけ。
しかも薬師岳、黒部五郎岳、水晶岳、鷲羽岳、笠ヶ岳といった日本百名山が目白押しである。

頂上にはケルンがうず高く積まれている。
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今日の行程はまだまだ長い。
休憩時間を守って歩き始める。

このまま頂上を超えて先に行けば、岩苔乗越を経て鷲羽岳への登路に合流する。
しかし今日は直接岩苔乗越に行かずに、雲ノ平山荘の方向に戻り、三俣山荘への道を辿って黒部源流まで降りる。
そこから岩苔乗越まで、源流を登り詰めるつもりだ。

花の盛りのシーズンは過ぎてしまったが、まだ所々咲いていて目を楽しませてくれた。
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北アルプス雲ノ平~その14(雲ノ平山荘~雲ノ平キャンプ指定地)

夕方。
雲ノ平山荘周辺 36 25' 06.58"N 137 34' 36.18"E 。
ようやく少し晴れた。
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水晶岳をなんとか眺めることができた。
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今日の夕飯~
レトルト中華丼の具を載せたインスタントラーメン。
フカヒレスープ(即席)。
フリーズドライの卵。
現地調達のフルーツ。
昨日より豪華。

8月23日。

今日は念願の黒部源流を歩く。
鷲羽岳を通って双六小屋まで行く予定。

画像は水晶岳。
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雲ノ平キャンプ指定地に着いた 36 24' 59.26"N 137 35' 10.67"E 。
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ここで朝食を食べる。
メニューはきしめん(乾麺)。
食欲が出そうだと思って持ってきたが、
麺が太くて中々中心まで火が通らない。
結局、少し芯が残った状態で食べる羽目になった。
やっぱり麺類はラーメンが妥当か。

黒部源流を挟んだ向こう側に、特徴のあるカールを持つ黒部五郎岳が迫って見えた。
日本百名山にふさわしい、印象的な姿。
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今日は天気が良い。
単独行の緊張感はあるが、昨日の鬱々とした気分を感じずにすみそうだ。

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北アルプス雲ノ平~その13(雲ノ平・ロボット観測所~雲ノ平キャンプ指定地)

ロボット観測所 36 25' 23.20"N 137 34' 39.56"E の側を通って、雲ノ平山荘に戻る。
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山荘の下の道に出て、東に向って歩く。
しばらくすると、雷岩がある。
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雷岩からなだらかな平原を下っていく。
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累々と連なる岩。
残雪が点在している。
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雲ノ平キャンプ指定地に到着した 36 24' 59.26"N 137 35' 10.67"E 。
天気が悪いせいか、テントはわずかしかなかった。
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北アルプス雲ノ平~その12(雲ノ平・雲ノ平山荘~奥スイス庭園)

雲ノ平山荘にいても暇なので、周辺を散策することにした。
山荘を出て薬師沢~三俣山荘の道に合流する。
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高天原峠への道を登る。
尾根の上に出た。
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大きな岩の上を歩いて行くと、一風変わった風景の場所に出た。
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ここが奥スイス庭園だろうか?
辺りをガスに包まれると、ちょっとこじんまりとして不気味な感じだった。
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かすかに山影が見えた。
薬師岳?水晶岳?
すぐにガスの中に消えてしまった。
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北アルプス雲ノ平~その11(雲ノ平・奥日本庭園~雲ノ平山荘)

奥日本庭園付近を歩く。
岩に付いたペンキを頼りに道を探す。
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岩の上は少し歩きずらい。
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ガスの状態がひどくなってきたようだ。
矢印を頼りに慎重に。
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山荘の案内板が見えた。
嬉しい。もう少しだ。
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雲ノ平山荘に着いた 36 25' 06.58"N 137 34' 36.18"E 。
テント泊の予定だったが、雨の中のテント生活はさすがに気が滅入る。
根性なしだが、今日は山小屋泊まりにしよう。

雲ノ平山荘は二階建てで、二階に大広間の宿泊部屋がある。
中々きれいな小屋だ。
大勢の宿泊客に混じって1人というのは、さすがに寂しい。
天気が良くないが、周辺を散策する事にした。
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北アルプス雲ノ平~その10(雲ノ平・アラスカ庭園~奥日本庭園~祖母岳)

針葉樹とハイマツと露岩が点在するアラスカ庭園。
森林限界が近い。
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眼下に垣間見えた沢の光景。
高度感たっぷりだった。
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針葉樹もすっかり疎らになった。
相変わらず雷を気にしながら先を急ぐ。
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奥日本庭園と呼ばれる場所に着いた。
ハイマツの緑と、野草の黄緑、露岩の灰茶色のコントラストが綺麗 36 25' 18.40"N 137 34' 04.34"E 。
久しぶりに登山者を見た。
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右手に祖母岳が見えた。
祖母岳周辺はアルプス庭園と呼ばれている 36 25' 05.45"N 137 34' 16.28"E 。
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北アルプス雲ノ平~その9(雲ノ平・アラスカ庭園)

薬師沢小屋から急坂を登ること2時間弱、
何となく傾斜がゆるやかになった。
すぐに木道が現れた。
ようやく雲ノ平に着いたようだ 36 25' 22.90"N 137 33' 13.51"E 。
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木道はずっと続いている。
今までの荒れ果てた急斜面とは大違いで
楽園に着いた事を実感した。
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この辺りはアラスカ庭園と呼ばれている。
トウヒ、シラビソなどの針葉樹と、ハイマツが組み合わさった光景。

鳥が一羽、枯れ木に止まった。
他に人も見当たらず、寂寥とした景色が広がるばかり。
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樹林帯を進んでいくと・・
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開けた場所に出た。
雲ノ平に着いたという安堵感はあるが、相変わらずの悪天。
雷が急に来ないかと、気が気でない。
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北アルプス雲ノ平~その8(薬師沢小屋~雲ノ平への登り)

太郎兵衛平から約2時間、薬師沢小屋に着きました 36 25' 43.66"N 137 32' 46.88"E 。
薬師沢と黒部川の合流地点に建つこの小屋は、昭和38年に建てられました。
周辺にはイワナが多く、登山客ばかりでなく釣り客も泊まりに来ます。
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合流点の近くに、小さい滝が見えた。
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黒部川には吊り橋が掛かっている。
雲ノ平への登山口は橋を渡った先にある。
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雲ノ平への登り口。
一方の道は大東新道を経て高天原に通じている。
雲ノ平と高天原、どちらも山上の楽園だ。
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合流点から雲ノ平への道は直登ルート。
急坂の上に倒木が無数にあって行く手を阻む。
脚の筋トレをしておいてよかった。
悪天での単独行ということもあり緊張の連続。
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北アルプス雲ノ平~その7(薬師沢中俣~薬師沢小屋)

中俣沢沿いの道を下っていく。
沢沿いは平坦な草原状になっている。
ぬかるみで登山靴は泥だらけだ。
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周囲は、薬師岳東南稜から続く尾根と、赤木平の尾根に囲まれている。
陰鬱な天気だ。
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途中、左俣沢を渡る 36 26' 13.81"N 137 31' 58.04"E 。
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道は薬師沢からやや離れ、草原状のなだらかな場所を通る。
やがてカベッケガ原と呼ばれる場所に着いた 36 25' 43.07"N 137 32' 31.21"E 。
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沢音が聞こえてきた。
何か赤いものが目に入った。
やっと薬師沢小屋に着きました 36 25' 43.66"N 137 32' 46.88"E 。
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北アルプス雲ノ平~その6(太郎兵衛平~薬師沢中俣)

雨の中、太郎兵衛平から薬師沢へ下る。
最初は溝の中を通る。
両側の濡れた笹の葉のせいで、シャツの袖がびしょぬれに。
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幾分急な道を下ると、薬師沢中俣の沢が見えた。
このあたり 36 26' 41.72"N 137 31' 27.91"E
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ここからは傾斜もゆるやかになる。
お花畑の小さな草原も現れる。
晴れていれば・・・。
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中俣沢を渡る。
濡れた丸木橋はあぶなっかしい。
慎重に渡る。
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近くに薬師沢への道標が立っていた。
単独行だと、今歩いている道が正しい道なのかどうか、しばしば不安になる。
道標を見つけるとほっとする。
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北アルプス雲ノ平~その5(薬師峠キャンプ指定地~薬師沢へ)

薬師峠キャンプ地に戻った 36 27' 14.95"N 137 31' 33.75"E 。
水飲場が完備している。
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山小屋から離れている為、管理人の建物がある。
ここで使用料を払う。
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テントを張って暗くなる前に夕食の準備にかかる。
この時間になると、回りでもあちこちで食事が始まる。
今回の山行の食事は、荷物を極力減らす為とにかく質素。
今日は、ご飯、冷奴、味噌汁、水羊羹、フルーツ缶(現地調達)。
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8月22日朝。
起きたら、雨脚は弱いが雨が降っていてショック。
どうにもやる気が失せてしまった。
寝袋内でダラダラ。
朝は時間が経つのが早い。
テントの撤収、食事、出発の準備は迅速に行わなければ。
結局予定の時間をだいぶ過ぎてしまった。
この程度の雨ならば、迷わず計画どおり動くべきだった。
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太郎平小屋 36 26' 54.56"N 137 30' 56.60"E まで登り道1時間。
そこから薬師沢小屋へ下降する。
霧で視界が悪いが、随所にある目印を頼りに歩いて行く。
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北アルプス雲ノ平~その4(太郎山~薬師峠キャンプ指定地)

太郎山 36 26' 50.10"N 137 30' 48.19"E から、今日歩いて来た尾根を眺める。
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太郎兵衛平に立つ太郎平小屋 36 26' 54.56"N 137 30' 56.60"E 。
黒部川上流域の山小屋の状況を毎日収拾しており、入山する登山者に情報提供している。
県警山岳警備隊の常駐基地でもある。
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太郎山を下りて太郎平小屋を通り過ぎ、薬師岳の方向に向う。
薬師峠キャンプ地 36 27' 14.95"N 137 31' 33.75"E が見えた(画像)。
今日はここに泊まる。
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折角ここまで来たので、2時間半ほど歩いた先にある薬師岳に行きたくなった。
しかし往復するのは時間的に無理。天気も下り坂で不安だ。
すぐに引き返した。
画像は薬師岳側から見た薬師峠。
正面の山は太郎山。
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日本百名山の薬師岳(2926) 36 28' 07.43"N 137 32' 40.76"E 。
山頂部分はすっかり雲に覆われていた。
近いうちに登ってみたい。
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北アルプス雲ノ平~その3(太郎兵衛平~太郎山)

太郎兵衛平。太郎小屋に近づくと、植生保護?の為の囲いが現れた。
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辺りは霧に覆われていて、山小屋はまだ見えない。
ただ、山小屋の自家発電機のガタガタガタ・・・という音が聞こえてきた。
まもなく山小屋に着く。
この音を聞くと、いつもほっとする。

霧の中から、太郎平小屋が現れた。
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山小屋に到着 36 26' 54.56"N 137 30' 56.60"E 。
かなり大きい小屋だった。
ここまで5時間に満たない歩行時間だったが、寝不足と単独山行の緊張感から、結構疲れてしまった。
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山小屋のすぐ南側にある太郎山を往復する。
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太郎山頂上(2372.9)は、ただケルンが積んであるばかり 36 26' 50.10"N 137 30' 48.19"E 。
ケルンがお墓のように見えて、無気味だった。
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北アルプス雲ノ平~その2(三角点~太郎兵衛平)

三角点 36 28' 38.62"N 137 29' 29.75"E から太郎平小屋を目指して針葉樹林帯を歩く。
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麓にあるダム湖、有峰湖の眺めが良い地点まで来た。
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広々としたなだらかな尾根を歩く。
所々木道が敷かれている。
残念ながら、晴れていた天気は曇り勝ちになった。
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太郎兵衛平までは、まだまだ遠い。
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歩き始めて4時間。
ガスで視界が利かないが、もうだいぶ太郎平小屋に近づいて来たはず。
36 27' 01.57"N 137 30' 51.71"E
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北アルプス雲ノ平~その1(折立~三角点)

1992年8月の北アルプス雲ノ平登山の記録です。

昨年の北アルプス剣岳登山により、私の中の登山ブームが大いに盛り上がってしまった。
また北アルプスに登りたくて仕方が無かったが、中々同行してくれそうな人がいない。
そこで今までおこなった事のない単独山行にチャレンジ。
事前に単独山行や山の技術の本を読み、丹沢にて2回程テント山行を行った。
今回の雲ノ平は、北アルプスの最奥部にあり自然が作り出した庭園がある場所。
地図を何度も見ながら、どんな所だろうかとワクワクしていた。

8月20日21:00、寝台急行能登にて上野駅出発。
6号車12番上が寝床。

8月21日4:45、富山駅着。
5:21に富山地方鉄道にて出発。
6:10、有峰口着 36 34' 23.04"N 137 22' 48.78"E 。
登山者が結構多い。
雨が降っていてがっかりした。
睡眠不足と単独山行の緊張感で、普段落とした事の無い財布を落としてしまった。
すぐに注意されたので問題なかった。

有峰口は鄙びた駅だった。
計画では朝食と昼食を買うはずだったが、早朝という事もあり売っている店は見当たらなかった。
早速計画が狂ってしまった。

7:00、富山地鉄バスにて有峰口を出発。
8:15、折立着(画像) 36 28' 57.93"N 137 28' 29.60"E 。
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折立にはものすごく広いキャンプ場がある 36 28' 54.47"N 137 28' 21.78"E 。
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9:00になった。
太郎兵衛平に向け登山開始。
樹林帯の中を歩いて行く。
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三角点(1870.6)にて2回目の休憩 36 28' 38.62"N 137 29' 29.75"E 。
登山者が多いが、単独行だとかえって寂しい。
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富山県が設置した標識には、その場所場所に応じて登山者への励ましの言葉が書き込まれている。
私も何度も勇気付けられました。
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