064チャルチャン(新疆ウイグル自治区)

シルクロード西域南道旅行(チャルチャン・朝の街の風景)

五日目

7:20起床、変な夢を見た。
8:50、近くのウイグル族の商店街付近を散策した。商店街の入り口。
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露店は朝の準備で忙しかった。
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こちらも商品を並べる最中。
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こちらも同様。
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総合病院らしい。
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野菜売り。
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大通りは出勤途中なのか行き来が多かった。
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小学校か幼稚園だろうか。親が子供を連れてひっきりなしに入っていく。
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朝のホテル。
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9:30、ホテルのレストランで朝食。
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シルクロード西域南道旅行(チャルチャン・ザグンルク古墓群、ライリラク遺跡)

17:24、ザグンルク古墓群に到着。
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この辺は広大な砂原になっているが、その下に300年前の墓が165個埋まっている。
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公開されているのはこの24号墓だけで、中は撮影は禁止。
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中に入ると、大きな穴の中に14体のミイラが置いてある。
当時の習慣で足を右寄りにひざを立てて寝かせている。一般の家族だそうだ。
着ている衣服もよく残っておりとても生々しい。

17:40、近くのライリラク遺跡(且未故城)に向かう。
漢の時代頃の数キロ四方の広大な城である。
砂地が柔らかく、車では進めないので歩いて見に行く。
ところが残念ながら遺跡を荒らした者がいたらしく、見学禁止になっており中に入れなかった。
画像は遺跡を遠くから撮影したものである。
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ある本には、近くの砂丘群とのコントラストがよく画や写真になる風景、と書かれているだけに残念だった。上の画像とは別の場所かもしれない。

18:00、出発。

18:10、チャルチャンの博物館に戻って見学する。中は撮影禁止。
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展示物は豊富で時代ごとに展示室が分かれており、充実した内容だった。

私が持っているシャツと同じ、赤・オレンジの格子模様の毛布があった。毛布は色がきれいに残っており、織りも緻密なもの。レース織りの布やグレンチェック柄の布もある。
左半分が小豆色、右半分が黄土色という大胆なデザインのプルオーバースカートや、小豆・深緑・オレンジ・コバルトブルー・山吹色のストライプの毛布があった。昔もこんな色が出せたのかと感心した。

ミイラが着ている服も異なった織布がくっつけてある手の込んだもの。
写真ではあったがもっと生々しいミイラもあり、もとの顔、服装の再現が試みられていた。

博物館は外観もでかいが、中の展示も模型・人形・写真・音声を利用してわかりやすくなっている。マルコ・ポーロの等身大人形もあった。まるで修行僧のようだった。説明文や音声が中国語で私にはわからず残念であった。

開館は予約制になっているのか、私が来館した時に開館させていた。
何人かのウイグル族の大人や子供も入って見学していた。
18:57出発。

ホテルに戻ってから水をなめてみた。
ヤルカンドやケリヤと同様、少ししょっぱく、苦いといえなくもなかった。
東方見聞録に「水質はいったいに悪くて苦味を帯びる」と書かれている通りだった。

21:00、夕食に出かける。
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羊肉入りギョウザを食べる。おいしかった。
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21:52、店を出た。

ホテルに戻って洗濯したとき、水が黄土色をしているのに気づいた。
気になったがあまり考えないことにした。

23:10、就寝。

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シルクロード西域南道旅行(チャルチャン・地主荘園)

16:56、地主荘園に着く。
チャルチャンで一番金持ちの地主が1911年に建てたもので780平方メートルの敷地がある。3人目の奥さんの家との事。
画像は入り口の門。チャルチャンには似たような門の家がたくさんある。
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この建物の中を見学する。
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応接室。中央は踊る場所。
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天井。木材はポプラを使っている。
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料理準備の間。置いてある皿は現在のもの。
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この不思議な透明感のある白い壁は、石膏・卵白・氷砂糖を混ぜ合わせたもの。
舐めたら甘いのだろうか?
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礼拝室。
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清めの間。
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女性客間。
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女性客間。
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倉庫。横棒は衣服をかけるもの。
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男性客間。
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中庭。
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中庭には当時の農具が置いてある。
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17:20、出発。

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シルクロード西域南道旅行(チャルチャンに到着)

15:05、チャルチャンのオアシスが見える。
チャルチャンはバヤンゴル・モンゴル自治州に属しているが、モンゴル族は遊牧を生業としており、町に住むのは漢族とウイグル族が多い。広大な綿花畑がある。
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東方見聞録にはこうある。
「住民はイスラーム教徒である。
多くの都市・集落が存在するが、首府はチャルチャンという。
数条の大河がこの国を貫流しておって、その河源から碧玉・玉髄が押し流されてくる。
これらの玉は質が良くて量も多いから、商人がこれをカタイ国(中国北部)に販売して上げる利益は莫大である。
この地方は一帯の砂原をなしている。コータンからペムに至る間も一面の砂漠なら、ペムからチャルチャンまでも同じく砂漠の連続である。
水質はいったいに悪くて苦味を帯びるが、所々に味のいい清水が見出される・・・」

紀元前1世紀、ここには且末国があった。人口1600の小国だった。
1世紀から4世紀までは鄯善国(楼蘭国)の支配下にあった。
6世紀、インドに向かう途中の宋雲がこの国の左末城を通り、「住民は100戸ばかりで、雨が少ないため水を引いて麦を作る。」と記している。
6世紀、吐谷渾(鮮卑系、青海地方が根拠地)に支配された。
7世紀初、中国の隋が支配しここに且末郡を置いた。且末郡は隋の西端であった。犯罪者を送り込んで治めたという。
7世紀前半、唐がここに播仙鎮を置き支配した。
インドからの帰路ここを通過した玄奘は、ここを折摩駄那(チャルマダーナ)と呼んだ。
8世紀、吐蕃が支配した。
11世紀、天山ウイグル国が支配した。
13世紀、モンゴル帝国の支配下になった。
以降は前述した他の西域諸国と同じ歴史を辿っているだろう。

15:21、チャルチャン市街の中心に入った。
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15:25、昼食。
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トマトと卵の炒め物が入った麺。無難な選択。
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近くには商店街もある。
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16:10、ホテルムズダグ賓館着。
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ホテルのロビーには、チャルチャンで取れた大きな玉石が置いてあった。
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東方見聞録に「河源から碧玉・玉髄が押し流されてくる。これらの玉は質が良くて量も多いから、商人がこれをカタイ国(中国北部)に販売して上げる利益は莫大である。」と書かれている通り。
玉はホータンが有名だが、他の地域でも産出する。
チャルチャン南方の他、ヤルカンド河からタシュクルガンにかけて、ケリヤの南方などで産する。

部屋
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シャワー室
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これは初めて見た。部屋においてあったお湯と水を両方出す湯沸かし器。
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16:30、付近の観光に出かける。
16:45、チャルチャンの博物館に到着、ここで現地ガイドを同乗させる。
付近の観光には必ず現地ガイドを同行させる決まりになっている。
画像は博物館から見たチャルチャンの役所。
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シルクロード西域南道旅行(ケリヤ~ニヤ~チャルチャンへ)

四日目
6:00に目が覚めたが二度寝してモーニングコールで7:00起き。シャワー、荷物整理。
8:35、ホテルの食堂へ。まだ料理できておらず。
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9:11、出発。
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9:40、ゴビに入った。道は悪い。
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10:12、タカを見る。
10:25、相変わらずゴビ。
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10:34、ニヤ河を通過。ニヤ河の下流(北方)120キロに有名なニヤ遺跡がある。
10:39、オアシスに入る。
10:46、ニヤの中心部に入る。
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ニヤのある民豊(ミンフォン)県は新疆ウイグル自治区で一番小さい県で、人口は三万人である。現在はホータン地区に属している。

かつてニヤの街は現在のニヤの北方120キロの場所にあった。
現在のニヤ遺跡である。

中国の前漢の時代には精絶国が存在し紀元前60年には漢の西域都護府の管轄下におかれていた。人口は3360人だったと記録されている。
1世紀、中国の後漢が成立した頃のニヤは、莎車国(ヤルカンド)の属国だったが、于窴国(ホータン)が莎車国を滅ぼすと、東の鄯善国(楼蘭国)の勢力が強くなりその支配下になった。

1901年にニヤ遺跡を発見したスタインによると、ニヤは東西7キロ、南北22キロの相当な大きさだったという。
数度の発掘調査によって発見された大量の文書から、3世紀頃の鄯善国の官僚制度や納税制度、サムガと呼ばれる仏教団、生活習慣が明らかになった。
それによるとニヤはチャドータと呼ばれるラーヤ(王国)であり、駅伝制により首都クロライナ→チャルマダーナ(チャルチャン)→サチャ(エンデレ)→チャドータ→ダンダン・ウィリク→ホータンと結ばれていたそうだ。
このチャドータは、おそらくニヤ河の水量の減少により3世紀に放棄されたと思われる。

7世紀にニヤを通過した玄奘は、ここに周辺1.2~1.7キロの城があって大きな沢地の中にある、と書いている。
7世紀のニヤと3世紀のチャドータ(ニヤ遺跡)が同じ場所なのかどうかわからない。

現在のニヤは、約700年前にできた町だという。ちょうどポーロ一行が訪れた時期に近い。もしかしたら通過した可能性もあるのではないか。

10:50、ニヤ博物館を見学。入り口の鍵を持つ管理人をしばらく待つ。
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中に入って目に付くのは精絶国のニヤ遺跡の展示。
他には当時のお茶の入った袋、桃の種、髪を洗う容器、瑠璃のネックレス、装身具入れ。
装身具入れは現在でも売っていそうなデザインだ。
赤白の格子模様がきれいなベルト、花柄の白・緑・赤・黒の絨毯、瑠璃のネックレスをした身長180センチの女性のミイラ、男性のミイラ、縫い目がはっきり残っている革靴、綿繰り機、紡ぎ車など。
11:36、出発。

11:50、草原状、放牧が多い。道は良い。
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12:01、タクラマカン砂漠を縦断するタリム砂漠公路への分岐。
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この道は天山南路の輪台(ルンタイ)まで続いている。
砂丘が近い。砂漠公路を通れば砂丘を思う存分見れるだろうか?

草原がしばらく続くがやがてゴビになる。
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12:29、ゴビ。遠くに砂丘が見える。
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12:45、胡楊の林。
12:49、相変わらずゴビ。
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13:10、相変わらずゴビ。
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13:12、河を渡る。アンディル河だろうか?だとすればこの下流(北方)35キロ地点にエンデレ遺跡がある。
13:14、胡楊の林。
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13:32、胡楊の林で写真ストップ。
過酷な砂漠でよくこんな大きな木が育つものだ。
胡楊はポプラの一種で、生命力が強く、日照りやアルカリ土壌、風砂に耐える植物である。酷暑、厳寒、少雨の過酷な環境でも育つ。そのせいか「砂漠の勇者」と呼ばれている。「育って千年死なず、死んで千年倒れず、倒れて千年腐らず」と言われるほど生命力がある。
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砂地には胡楊の枯れ枝が混ざっている。
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13:36、出発。
13:42、ドライブイン通過。(スータン道班?)
14:02、草原状になる。
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14:05、遊牧民の家がある。泥壁の小さな家。
14:25、ゴビ。
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14:56、ゴビが広がっている。
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