020エルズルム周辺(トルコ)

トルコ東部旅行(エルズルムからドウバヤズットへの途上・ハサン・カレとチョバンデデ橋)

13:29、出発。
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これでエルズルムともお別れです。
本当はウル・ジャーミィーもしっかり見たかったし、ララ・ムスタファ・パシャ・ジャーミィーやユチュ・キュンベットレル、城砦もひと目見たかったのですが、腹痛のおかげでパーになりました。
まあ仕方がないな。

相変わらず、道の両側の山脈が続いています。腹痛も相変わらずです。
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13:57、パシンラー通過。
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14:00、すぐそばのハサン・カレを仰ぎ見る 39°58'41.77"N 41°40'52.89"E。
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トルコは山城が多いですね。
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14:09、列車が道の下を南から北へ走っていった。

14:14、道路と並行しているアラス河にいかにも古そうな橋を発見。
チョバンデデ橋という名前だ 39°58'10.69"N 41°53'18.23"E。
車を降りた。
このレンガの色合い、何とも言えません。
イルハン朝のガザン・ハンの時代(1295~1304年)、知事のエミール・コバン・サルドゥズによって1297,8年に造られた。
長さ128m、幅8.5m、橋脚は7つある。
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橋の上。
通行止めになっていて渡ることはできません。
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東側から見たところ。
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再び出発。
14:20、牧畜風景が見られた。
14:30、ホラサン通過。
相変わらず南側に山脈が連なっている。
腹痛のため、景色を見る余裕があまりない。
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14:57、エレスキルト通過。岩が多い。
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このように岩が林立している。
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15:40、アール 39°43'5.66"N 43° 3'2.61"Eのガソリンスタンドでトイレ休憩。
少し楽になった。
15:53、出発。
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16:08、ムラト分岐通過。
広大な景色が続く。
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「なおこの国には夏向き家畜に好適な牧地があるものだから、夏になると近東タルタール人の軍隊がこぞってこの国に駐留する。
ただし夏にはこのように移動して来るタルタール軍隊も、冬期は降雪多量のため寒気が厳しくて家畜の飼料が皆無となるから、残らず引き揚げて駐留するものはいない。
彼らはこの国を去り、牧草の豊かな牧地を求めて、もっと暖かな土地に移動するのである。」
東方見聞録のこの記述を髣髴とさせる光景。
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悪いことは続くものである。
カメラがとうとうシャッターを切れなくなった。
2003年のトルファンでも故障してかなり落ち込んだ(あの時はこれが原因で高熱で倒れたのではないかと半分信じている)が、今回は教訓を生かし、デジカメに加えて使い捨てカメラ2台を持ってきている。
落ち込んだことは間違いないが、残る観光も実質明日のみの今の状況では被害は少なくて済みそうだ。
ここからデジカメ、使い捨てカメラでの撮影になります。
16:18、タスリカイ通過。
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16:30、ついにアララト山(アール山)がその姿を現した。
だがカメラ故障により喜びも今ひとつ。
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山懐の集落。
素晴らしい眺めです。
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アララト山の姿も次第に大きくなってきました。
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折り重なる山々の眺め。
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夕日を浴びています。
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赤茶けた大地。シルクロードの色です。
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トルコ東部旅行(エルズルム・ヤクティエ神学校と昼食)

やっと出てきて今度はヤクティエ神学校の観光です 39°54'22.76"N 41°16'19.59"E。
1310年にイルハン朝の将軍、ホジャ・ジェマレッティン・ヤクートによって建てられました。
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これも実に見事なレリーフです。
色々な文様が刻み込まれています。
タイルの微妙な色合いも美しい。
残念ながら中には入れませんでした。
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ここにも双頭の鷲、生命の樹、ライオンのレリーフがあります。
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こちらの方は双頭の鷲がよりはっきりしています。
片方の頭が取れていますが。
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入り口の鍾乳石飾りです。
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四隅にあるミナレット。
今は一本しか残っていません。
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レンガのオレンジとタイルの青の組み合わせ、大胆な網目模様がとても個性的です。
野生的とも感じました。
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観光を終えて昼食です。
場所はエルズルムでも有名なゲルギョル。
なのに腹が痛くて食事はあきらめました。
またトイレに直行です。
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トイレから戻って、このヘーゼルナッツがかかったエルズルム名物のお菓子だけ食べました。
後はお湯だけ。
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私は食事はあきらめたので、外の様子を見に出かけました。
ご婦人が熱心にエーラムを見ています。
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通りには山盛りの果物の屋台が出ていました。
道路の先に雪山が見えます。
ここにはトルコ最良の雪質を誇るパランドケン・スキー場があります。
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山の中なのに新鮮な魚を売っていました。
近くの湖で採れたものでしょうか?
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他にもちょっと古そうな(といっても19世紀くらい)モスクがありました。
エルズルムというとその軍事都市という過去とあいまって、このような赤鉄色をイメージしてしまいます。
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トルコ東部旅行(エルズルム・歴史とチフテ・ミナーレ)

エルズルムに着いた。
画像はエルズルム駅近くのスーパー、ミグロス前。
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エルズルムは東部アナトリア最大の都市で、海抜1950mの台地の上にある。
特産品は、エルズルム・オルトゥ・タシュと呼ばれる黒い石を加工したアクセサリー。

エルズルムの歴史を書き出してみます。

390年以降、ここはビザンツ帝国の領域であり、アルメニアをサーサーン朝ペルシアに取られたビザンツ帝国にとって東の境界線になった。

415年頃、テオドシウス帝は市街を三重の城壁で囲った。
ここはテオドシオポリスと呼ばれた。

502年、サーサーン朝に占領されたが506年に返還された。

632年に宗教会議が開かれ、アルメニアの教会をギリシア正教に入れることが決まった。

655年、アラブ・イスラム帝国に占領される。
アラブ人はここをアルズ・エル・ラム、ローマ人の地と呼んだ。

アラブ・イスラム帝国におけるアリー派とウマイヤ家の争いに乗じて、ビザンツ帝国が取り戻した。
しかしウマイヤ家がカリフ位を継ぐとまた奪われた。

751年、ビザンツ帝国のコンスタンチヌス5世が占領、破壊した。

町の名前がカリンになった。

1049年、セルジューク朝が攻撃した。

1071年、マラーズギルドの戦いでセルジューク朝がビザンツ帝国を敗ると、ここはセルジューク朝の支配下におかれた。

13世紀前半、ホラズムシャー、ジャラール・アッディーンとルーム・セルジューク朝のカイクバードがここをめぐって争った。

1242年、モンゴル軍が占領した。

1400年、ここを出発したティムールがアンカラの戦いでオスマン朝のバヤズィト1世を敗った。

1515年、オスマン朝が占領した。

1622年、イェニチェリ軍の改革を行おうとしたオスマン朝のオスマン2世がイェニチェリに殺されると、イェニチェリの横暴に抗議したエルズルム州知事アバザ・メフメト・パシャが反乱を起こした。
反乱はアナトリア全土に広がった。

1919年、連合軍に対する抵抗運動の指導者、ムスタファ・ケマルがここで会議を開き、アナトリア東方諸州が「オスマンの祖国」から分離できないことを宣言した。


まずチフテ・ミナーレを見に行った 39°54'20.05"N 41°16'42.29"E。
ルーム・セルジューク朝のカイクバード2世の娘、あるいはイルハン朝のゲイハトゥの妻によって建てられた神学校だという。
いずれにせよ、ポーロ一行が訪れた1272年には間に合っていないだろう。
しかし角のような二本のミナレットを構えた重厚な姿は一見に値する。
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入り口のレリーフ。
これも双頭の鷲と生命の樹だろうか。
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鍾乳石飾り。
何とも言えないこの色合い、素晴らしいです。
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中に入りました。
アーチが連なった荘重な側面部分。
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側面の壁がんです。
細やかな模様が施されています。
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奥の壁がんです。
霊廟の入り口部分です。
壁が削り取られています。
恐らく19世紀にロシア軍がはぎとっていったのでしょう。
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霊廟の中です。
光が反射して荘厳な雰囲気です。
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ゴシックの教会堂の中にいるようです。
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下の入り口の中です。
何なのか良く分かりませんでした。
Aさんに聞けばよかった・・。
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霊廟の入り口から神学校の入り口方向を見たところです。
曲線と直線がマッチして美しさを醸し出しています。
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霊廟を外から見たところです。
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中で見たあの光は人工かな?
残念ながらここで腹痛に耐えられなくなりました。
ウル・ジャーミィーから出てきた人にトイレの場所を聞いて、駆け込みました。
どうも便秘用の薬を飲みすぎて、腹は下っているのですが中々出せないという妙な状態に陥っているようです。
観光も忘れて長時間トイレに篭ってしまいました。

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トルコ東部旅行(テルジャンの霊廟とキャラバンサライ)

10:03、テルジャンに着いた。
ここでは12世紀末~13世紀初頃に造られたママ・ハトゥン霊廟と隊商宿を見る。
10:09に霊廟着 39°46'39.69"N 40°23'11.78"E。
霊廟は雪原の中にあった。
円形をした霊廟である。
道路から参道のような道が霊廟まで伸びている。
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細かく装飾された入り口。
所々磨り減っているのが残念だ。
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中には入れなかった。
中央には太い円柱を束ねたようなはじめて見る形の建物があった。
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周囲の壁には壁がんがあり、それぞれ棺のようなものが置かれている。
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中央部の建物の屋根は、円柱の束を一点に収束した形になっている。
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離れた場所から見ると、全体の丸い形が良く分かる。
背景には白銀の山すそが広がっている。
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気がつくと、ここは墓地であった。
墓石が所々に立っている。雪に隠れてよく見えなかった。
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墓地の隣には隊商宿がある 39°46'38.71"N 40°23'7.96"E。
角柱が屋根からにょきにょき伸びている。
煙突か換気口か?それにしても数が多い。
たぶん宿の各部屋に付けられているのだろう。
それと、さっきから体調がおかしいようだ。お腹が痛くなってきた。
雪原を急いで歩き回ったせいだろうか?
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痛いのを我慢して隊商宿の入り口に向かった。
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入り口を入ったすぐのところはアーチになっている。
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一番奥の壁がんか馬小屋だったと思われる場所には、ガラスが取り付けられていてレストランに改造されていた。
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中庭の奥の一角から入り口方向を見る。
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10:29、出発。

平地では牧畜、あるいは小麦畑が広がっている。
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この時期はほとんど雪で覆われている。
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エルズルム[トルコ]旅行ガイド ~フォートラベル~
http://4travel.jp/overseas/area/europe/turkey/erzurum/

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